これまでも震え上がってきたこの冬の寒さ。
「悲しくなるほどの寒さ」と表現された人もある。
雪下ろしの順番がようやく廻ってきて、安堵の胸を撫で下ろされた豪雪地帯の人もある。
温暖な瀬戸内の恩恵に浴している者が、例年より少し寒いからと言って不平をかこっていては申し訳ない。と思いつつも、やっぱり寒いものは寒い。
そして今日からは、いよいよこの冬最高の寒さが訪れる大寒である。
煌々と冴えわたる寒の月にあれこれ風流を思い浮かべるのは、同じ寒いのならせめて月の美しさを愛でるのも一興という余裕の表れか。
寒月や 喰ひつきさうな 鬼瓦 (一茶)
青白い月の光に不気味に照らし出される鬼瓦が、子供心に妙に印象強く残ったものだ。
寒月や 影も小走り もらい風呂 yattaro-
そして今ひとつ。遠い昔の貧乏だった頃がふと頭をよぎる。
この寒さのお陰で、湯たんぽという昔ながらの暖房器具が離せない。
湯たんぽを包む袋は、まだ元気な頃の母の手縫い。
稚拙な針運びの跡が如何にも温かさを感じさせる。
冬の寒さはまた人間くささを思い起こさせる不思議を秘めているのだろうか。
( 写真 : 東の空に浮かぶ17夜の寒月 1月20日午後8時30分 撮影 )
今日まで大雪が続き、今日は息子が心配して雪下ろしに来てくれて、この前降ろし残っていたところと新しく降った雪を下ろして行きまた、
今夜のお月さまに、雪振りが小康状態になってくれることを祈りました
今年程、毎日の天気予報が気になった年もなかったですね。
2月になれば晴れる日が多く、星座が楽しみです。オリオンにもまだ一回しかあっていません。
こんな楽しみも持てるうちはいいのかもしれません。
岩国のお月様も寒そうですね。
昨夜の美しい月に寒さも忘れ見とれていました。
また、冬の句、歌にも余情を感じさせてくれますよね。
雪の地方の方、雪下ろしが大変かと思いますが白銀の世界での生活の中から
都会では感じられない心の温かさ、白く美しい女性の肌等々生れるのでしょうね。
その光景は見えるようです。それを子供心に不気味に感じることってありそうですね。
「影も小走り」、寒い表を小走りで行き来ですね。
ちぢにものを思わせる「月」
お母様との温かなぬくもりにたどり着くようですね~。
月の光は一首の神秘かもしれません?
11時半、もう一度見上げました。雲は消え、月は青白く冴えていました。
ご心配は如何ばかりかと・・・。
寒月などと流暢なことは言っていられないのでしょうが、束の間の休息に空を見上げて頂けたら嬉しく思います。
どうぞお大事に。
我々の手ではどうにもならない自然が相手。
人間は体調を崩さないようがんばらないとね。
大寒を迎え、早く峠を越してくれるのを待ちたいですね。後もう少しでしょうか。
月が変わり、澄んだ夜空の星を仰ぐ。
こんな楽しみを見つけて、早い春の訪れを待ちたいですね。
縦長の日本列島。雪国の方には大変でしょうが、人の心の温かさ・雪国美人は健在のようですね。
まさに神秘を感じさせる不思議な威力があるようです。
寒さに耐えること、温かく包んでくれる感覚。つい母のぬくもりに行き着いてしまいます。
「影も小走り」・・・遠い昔をふと・・・。