いずれ劣らぬ力作に魅せられた、写団「のら犬」の写真展
早くから案内をもらっていた、同級生が主宰する写真家グループ、写団「のら犬」の写真展を鑑賞した。
いずれ劣らぬ力作は、撮影旅行や時間と根気を重ねた逸品ぞろい。人並みに芸術の秋をたしなんだ格好となり、健康ウオーキングにも顔を出したし、先ず先ず秋という季節を一通りは味わったのかな。
絵画展・書展・工芸作品展・活け花展・盆栽展などなど、色んな作品展が行われる中で、自分にはいったい何が出来るのか小生の力量を考えてみる。
深く考えるまでもなく多くは手が出せないものばかり。絵画などはなっから寄り付く気になれない。書道も小学生のころ、小生の作品を見てあまりのお粗末さに呆れたおふくろさんが、慌てて書道教室に通わせたという不名誉な記憶がある。
唯一身近に感じられるものと言えばそれがカメラを操る写真術かなと思う。
初めてカメラを手にしたのは、小学6年生になった誕生日に兄が無理をして買ってくれた、ヤシカの「スタートカメラ」だったと思う。そんなわけでカメラと共に過ごした歴史だけは長い。が、カメラ道楽は貧乏人に出来る趣味ではないことから、しばらく手が出せない時期もあった。
現役をリタイアして数年後に、市内の様々な活動を新聞紙上に紹介する「タウンリポーター」という仕事を、友の紹介で始めた時から、報道写真に興味が湧いた。それこそ撮って撮って撮りまくった。その10数年は、動きのある中から静の一瞬を切り取ることに執念を燃やした。我ながら「これは!!」と思えるものも結構あった。ただ飽くまでもそれは報道写真であって芸術写真ではない。市美展や二科展に出せるものではなかったが、見る目だけは肥えた。そういう意味では、写真展に出かけるのは、少しワクワク感を覚える。
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