「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「人生応援歌」

2011年05月27日 | つれづれ噺

          

我が家から1時間も走ったところにある、瀬戸内海に浮かぶ周防大島。
そこには、憧れに憧れた昭和の名作詞家「星野哲郎」さんのふるさとがある。
まさに人生の応援団長であり、応援歌作りの達人でもある。先日85歳で亡くなられた。
惜しい!もっともっといっぱいの人生応援歌を世に送り出して欲しかった。

八の字眉の柔らかな笑顔。最後まで、山口県周防大島町の田舎のおじさん風を貫いた、親しみやすさにもう会えない。しかし、いつでもどこでも星野作品には出会える。それほど多くのヒット曲の作詞を手がけ、多くの人に愛され親しまれる歌を作ってこられたということだ。

 ♪♪ ドブに落ちても 根のある奴は いつかは蓮(はちす)の花と咲く・・・
       目方で男が売れるなら  こんな苦労もかけまいに・・・
            男というものつらいもの 顔で笑って 腹で泣く・・・ ♪♪ 

中でも、「男はつらいよ」の主題歌はフーテンの寅さんのイメージぴったりで、フッと笑いながら口ずさんで見たくなる歌である。

85歳という作詞家人生には、小説を何冊も書けるような紆余曲折・悲喜こもごもがあったと思うが、作品の多くが歌手の節目になるような大ヒット曲が多いことに驚かされる。
それらは、素朴な田舎の人情が下地を作り上げて行ったのだろうと言われる。

同じようなド田舎で、厚い人情に育まれ成長した割りにはそれなりの人生もある。
潮風に吹かれながら「みだれ髪」の女性に思いを馳せ「涙を抱いた渡り鳥」を捜してみようか。いい歌がいっぱいあるのに、演歌が下火なのは淋しいよね~。 

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4 コメント

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偶然でしょうか? (ニベア)
2011-05-28 17:58:11
 偶然にも昨日20時よりNHKの”人生の応援歌”を生んだ島 作詞家星野哲郎の故郷を水前寺清子が訪ねるを見ました。いつもは違う番組を見るのですが何かyattaroーさんからのサインをキャッチしたのでしょうか?すごく良い番組でした。厚狭の看護学校に通っているって少女が出てきたのですが、我が家の近くの病院の先生の写真が映ってびっくりでした。
 ちなみに私の応援歌はさだまさしの主人公です。『小さな物語でも自分の人生の中では誰もが皆主人公』迷った時はこのフレーズを思い出して頑張っています。演歌じゃなくてごめんなさい。
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人情 (kei)
2011-05-28 20:22:19
人の気質は生まれ育った環境や風土によって育まれるということを思います。
本当に柔らかで素的な笑顔は、お人柄を偲ばせていただくようですね。

「厚い人情に育まれ成長した」yattaro-さん、
「頭脳明晰で弁が立ち、無類の負けず嫌い」とかの県民性に穏やかさが加味されての今ですね!?
哲郎さんのお写真と重なるよう… ですよ。
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ニベア さん (yattaro-)
2011-05-28 21:19:29
その通り! 周防大島の押野哲郎さんのふるさと訪ねる番組を見た感想です。
人生応援歌も。年代毎に色々変わってきたような・・・。
いずれにしても、田舎はいいですね。
海に囲まれて、山も畑もあって、住んでいる人の人情があって・・・。
ええとこずくめのようですね。
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kei さん (yattaro-)
2011-05-28 21:33:30
確かに、人の気質とはそういったところで育まれるものなのでしょうね。
星野さんの場合、日本を代表する作詞家の先生というよりも、生涯お人好しの田舎の好々爺という雰囲気が強いお方でした。
とても遠い人ですが、ふるさとが近い・・・というだけで何故か親近感が・・・。
優しい笑顔、気持ちをほぐされますね~。
近づきたいですね、せめて笑顔だけでも・・・。
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