「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ぼちぼち準備を」

2023年11月14日 | 季節の移ろい・出来事

                   
                       手元に届けられた、令和6年の年賀状

暦の上で言う立冬と小雪の真ん中に当る、いわゆる冬の到来を告げる今日、頼んでおいた来年の年賀はがき130枚が届けられた。
郵便局の業務が親方日の丸から株式会社日本郵便に変わって間もないころ、配達にやって来た郵便屋さんに「ご苦労さんです」と挨拶したのがご縁となって何度か言葉を交わすうちにすっかりお友達感覚になった。不思議と言えば不思議なご縁である。

そんなこんながあってある10月の終わりごろ、完全に日が暮れたころ「年賀はがきを買って頂けませんか?」と訪れたのはあの顔なじみになった郵便配達員さんであった。「実は年賀はがきの販売ノルマがあって、出来たら私から買って頂きたい」と言う申し入れであった。この身にもそれと似た時代があったね~と思い出して「いいよ、何枚?」「何枚でも、できれば多い方が」そんなやりとりがあって、まだその当時は年賀状の枚数も200そこそこ。

えらく感謝されて以来、年賀状は毎年彼から買っている。彼も今では配達業務から局内業務変わっているのかもしれないが、毎年必ず電話で注文催促が来る。こっちも年々購入枚数が減っていくのが気の毒だと思いながらも彼に頼み続け、彼の手で自宅に届けられるのを待っていた。
それは年賀状に限らず、年賀状に代わる喪中挨拶の葉書も彼の手で届けてもらった。

人生も年賀はがきの枚数と共に色んな変化をしてくるもんだ。色んなお付き合いが最高潮の時は200枚超。その後はまさに収入と比例するように減る一方。世の中よくしたもんで、減る収入に合わせるように宴会・飲み会などの出費も減っていった。葉書の枚数の激減とは、儀礼も含めて多くの先輩・同僚とのご縁が薄れたり切れたりしていった。そんな様子をこれほど正直に数値化してくれるものはないのかも。

メール・ラインなどなど手軽な電子媒体による、アケ・オメ、コト・ヨロはどうしても完全には馴染めない。
やはり、明けましておめでとう、今年もよろしく、が性に合っているし新たな年を迎える勇気をもらう気がする。63円、気持ちを交わすには決して高い投資ではない。

コメント
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