「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「季節の味を召し上がれ!!」

2021年10月22日 | 季節の移ろい・出来事

      
             早生種                                  中生種

全国的なレンコン産地ランクでは、4番目とも5番目とも言われる「いわくにれんこん」。収穫はこれからが本番、最もおいしい季節を迎える。

幼馴染の友がまだ現役のころ「ハス植えをしなきゃならんので、マージャンに誘わんとって」と不本意ながら宣告してきたのは5月初め。いわゆる誰もが遊びに誘われるゴールデンウイークのど真ん中であった。「よし、オレたちも手伝おう」とはなかなか言わない。というか迂闊なことは言えないのだ。素人が下手に田んぼに入ると、所かまわず踏んづける。これが、プロの農家にとっては有り難迷惑なことなのだ。結局、彼がハスを植え終わるまで我慢して待っていた、そんな過去もあったな~。

ところが近頃のハス植えは、5月初めにこだわらず植える時期が全体的に早くから遅くまで長くなってきた。というか、収穫時期をずらせることで、一気にレンコンが市場にあふれるのを防ぎ、長い季節を取れたてほやほやを消費者に届ける。そんな作り手の知恵と思いやりが、ハス植え時期を少しずつずらせることになったのではないか。yattaro-流、こうだったのではないか劇場の勝手な想像で、作り手ベテランに直接訊いたわけではない。が、当たらずとも遠からずかな。

そんな植える時期を反映して、この季節になると早植えと中生と晩生の差が、葉っぱの青さに出てくる。丸い葉っぱがほとんどなくなり、茶色く枯れた田んぼは収穫期を表している。特に今年は、7月半ばから8月半ばの太陽が照りつけて、秋の台風も影響しないまま存分に育っているはずである。ホクホク美味なるに違いない。ブランドは「いわくにれんこん」として全国に出荷されているはずだ。是非とも季節の味を召し上がれ。

但し、本当に一番美味しいのは、木枯らしが吹きすさぶ師走の1ヶ月だと、岡目八目、よその田んぼを眺めながら思っている。

コメント (2)
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