「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「わが町の1枚」

2021年09月25日 | 地域活動

          
            やがて新たな姿に変わる、わが町の魚市場

昭和40年代後半。誰もが汗を流して働きかつ消費して、景気を底上げし活気に溢れていた。瀬戸内海の漁業も盛んで漁獲量も先ず先ずであった。
そんな時代を背景に建設された地域の魚市場。出入りの便もいい漁港に面しており、仲買人さんも多く、漁師さんたち張り切っていて賑わいを見せていた。
当時としては建物も斬新で、二階には多目的広場もあり、PTAや子供会活動など地域の交流会場として重宝した記憶もある。

時代は流れ地域漁業も衰退傾向にある。さらには漁業専業の難しさなどもあって、魚の水揚げも減り市場としての賑わいは往時とは比べるべくもなくなった。
それでも、我が住む地域には、この漁港も含めて6カ所に及ぶ「船だまり」がひしめいている。漁業権をを持った漁師さんも健在である。なので老朽化したとは言え、この魚市場を無にすることは出来ない。色んな事情がある。

そこで、いわゆる漁港としての機能・利便性を高めるための様々な岸壁整備をした上で、今の市場に変わる新たな市場建設が具体化し、近々改修工事が始まる。新市場は二階に緊急避難場所の機能も備えるという。長い年月、我々ととも生きた市場が生まれ変わる。

地域広報紙の編集担当として、現状を広報する意味においても四方八方からの写真を残す必要に迫られてカメラに納めた。そんな現状の1枚である。
時代の流れの生き証人として、わずかなことではあるが地域の現状を未来に残す、という作業。考えてみれば、ホンの少しではあるが夢のある話にも聞こえる。

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