「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

『白露降寒蝉鳴』

2021年09月07日 | 季節の移ろい・出来事

             
                  今日、初冠雪の富士山

日本のシンボルである富士山に、平年より25日も早い初冠雪を見たという。
時あたかも、二十四節気の一つ「白露」に合わせた初冠雪。いよいよ夏とのお別れなのだねー。あの灼けつく暑さ、熱波。続く長雨による洪水被害。どれを取っても息苦しい思いをした夏が行く。

そして『白露降寒蝉鳴』。秋の露が草花の葉に宿るころとなってもまだ蝉が鳴いている。朝晩の冷え込みは少しずつ増してはいるが、残暑はまだまだ厳しいものだ。いわゆる季節の変わり目、体調の変化に気を付けなさいな。という戒めが込められているのかも。

いまひとつ、「 夕月夜 心もしのに白露の 置くこの庭に 蟋蟀(コオロギ)鳴くも 」

空には夕月が出ていて、庭には秋の露が光りコオロギが鳴いている。その鳴き声を聞いていると、心がしおれてきて、ひとりぽっちの寂しさがたまらなくなってくるねぇ。という、その昔の佳人が人恋うる気持ちをあらわしたものだ、とある。

昔も今も変わらず、秋の初めとはなんとなくもの悲しくなるものだ。というが、果たして現代人はどうなんだろうねーご同輩。

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