「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「幸せの青い鳥?」

2021年01月10日 | 季節の移ろい・出来事

                                                   
                       琵琶の花の蜜を吸うメジロ

まあ驚いた!長く生きていると色んなことにぶつかるものだ。これは自分でも驚く珍しい出来事であった。
なんとなんと「幸せの青い鳥」が手に届くところに突然舞い降りてきた。もう少しで手掴みしようかというところで、喉を潤した青い鳥は再びすぐそばのビワの木の茂みに溶け込んでいった。というウソのようなホントのお話しである。

ここ数日、テレビのトップニュースはコロナに代わって記録的な大雪の画面が映し出され、全国的な厳しい冷え込みがトップを飾る。それほどに、沖縄を除く日本列島ことごとく寒さに震え上がっている。瀬戸内海に近い我が家でも、ヒ~ラヒ~ラ小雪が舞う時が最も気温が下がる。それでも陽が差し始めるのを待って、10㎝ばかりに伸びたスナックエンドウやグリンピースに水やりをする。

霜よけ寒さよけのために、マメの苗にはポリエチレン製の帽子を被せて守ってやっている。その帽子の上の穴からジョロで水をかけるので、半分くらいは帽子から流れ落ちたり、帽子の凹みに水溜まりをつくる。そのわずかなこぼれ水を目がけてメジロが飛んできた。手が届くほどの目の前で水を二口三口飲むと、素早くそばのビワの木の緑の中へ溶け込んでいった。間近に見る野生のメジロのきれいな羽根の色は、まさしく幸せの青い鳥そのものである。

こんなジジに今さら幸せの青い鳥もないだろうと薄笑いしてみるが、ジョロで水を掛けているのを目がけてメジロが目の前にやって来るとは意外や意外!こいつぁ春から縁起がいいわい!と少し嬉しくなった。
それもこれも厳寒のせいで、家の周りあちこちにある小鳥の水飲み場が全てコチコチに凍って飲めなくなってしまった。それで喉を渇かした小鳥が、敢えて危険を冒してこんなジジの手元まで飛んできてくれたのだ。少しだけこの寒さに感謝である。

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