「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「カ舞吼(かぶく」)

2017年08月20日 | スポーツ・観戦

             
    ヤクルト戦、松山同点ホームラン   延長10回、エルドレッド、サヨナラ2塁打

マジックNoが再点灯してからのカープは、打線が湿り気味でかつての勢いがみられなかった。
1番から8番バッターまでどこからでもチャンスを作り、次打者につないでつないで、しつこく相手投手を責め立てる……そんな場面が極端に減っていた。
だからといって対戦カードで負け越すかといえばそんなこともない。だから負けが込むといった状況でもない。打てなければ投手がカバーし、息詰まる投手戦を完封でモノにしたりする。やっぱり強いということか。

18日からのヤクルト3連戦は、ユニフォームも特別仕様で臨んだ。その名も「カ舞吼(かぶく)ユニフォーム」。カ舞吼とは、今年の広島カープのキャッチフレーズでもあり、「カープの選手一人ひとりが歌舞伎の主演者のように、常に観客の前で大見栄を切るような活躍をして欲しい」という願いが込められたものと聞いた。

今回の特別仕様ユニフォームは、カープのチームカラーである真っ赤なべストに濃紺と黒の袖をくっつけた、いわゆる歌舞伎衣装の如き鮮やかで、人目を引くものである。モチーフは、広島を拠点とした浅野藩の家老で武将にして茶人であった上田宗箇の陣羽織が原点となっているという。

かつて岩国検定実行委員会のメンバーとしてご当地検定に携わったとき、あれこれ歴史をひもとく中で、岩国領主吉川広家と、かの上田宗箇が茶道を通して昵懇であり、贈り物の交換もあったということから、今回のユニフォームには何かしら歴史の重みに通じる親しみを感じていた。他のチームの特別仕様は、なんかしらド派手だけをイメージしたチンドン屋的で滑稽に見える物とは一味違う気がしている。

そんな目を引くカープのユニフォームが、3連戦3試合目にしてやっと躍動した。4点リードされた終盤8回に、一挙4点を叩き出し、挙句は延長10回サヨナラ勝ち。まさに負け試合の中から勝ちをもぎ取った。その主役は、丸であり松山であり、最後の大見栄はエルドレッドが締めた。特にチーム一の大柄なエルちゃんにはカ舞吼ユニフォームが妙にピッタシ似合っていた。

胸突き八丁はこれから。もっともっと楽しませて欲しい。そして最後には歓喜の胴上げを……

コメント (2)
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