「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「我がなす道は・・・」

2015年05月03日 | つれづれ噺

                
                大河ドラマ「花燃ゆ」 草莽編をいろどる人物図。これに竜馬が加われば・・・

長州、山口県を舞台にした幕末の動乱から維新への道のりを描く大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴率が芳しくない、と評されている。
同じ長州に生まれ育った小生から見ても、タイトルや取り上げた主人公に、若干の無理があったのかな、などといっぱしげなことを思わないでもない。そうは言っても、視聴者に媚を売ることなく、「吉田松陰」という人物を描くのに、何の問題ありや、堂々と放送すればいい、とも思う。
あの激動の時代を駆け抜けた多くの志士たちに、「あなたのこころざしとは何ですか」と問いかけ、思考転換という多大な影響を与えた松下村塾の「吉田松陰」。近代日本の創始者である。

「親思う心にまさる親心けふのおと(音)ずれ何ときくらん」という辞世の一首を見ても、単なるはねっ返りの暴走族ではないことは明白である。
あっさりタイトルを「吉田松陰」とした方がもっと興味深かったのかな。
でもね、30歳の若さ、志半ばで罪人扱いの打ち首という方法で非業の死を遂げる壮絶な生き方を、妹「ふみ」の目を通して客観的に描いてみるのも面白いあじわいがでてくるのではないか、と期待していた部分もあるにはあった。

まあ視聴率の高低は別にして、いよいよ坂本竜馬が登場するに至った「花燃ゆ」。本格的に面白くなると改めて期待する。
「骨太の幕末ドラマに切り替えよ・・・」と、低視聴率をなじる声が大きいようだが、坂本竜馬の登場によって、「骨太な幕末ドラマ」に切り替わる要素は十分である。
「我がなす道は我のみぞ知る」とのセリフを残して今夜は終わった。
正式には、「世の中の人がなんとも言わば言え、我が為す道は我のみぞ知る」である。と、司馬遼太郎著「竜馬が行く」にはそう書いてある。

末期を迎えた幕府側の賢者「井伊直弼」が暗殺され、維新回天を実行する、坂本竜馬・桂小五郎・西郷隆盛など、歴史の主役が登場する今後の「花燃ゆ」大いに期待できる。期待して観ていきたい。 
可愛い井上真央が演ずる「松陰の妹」をつい応援したくなる。彼女の一生懸命さが伝わってくるから。

コメント (2)
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