「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「大きく厚い壁」

2015年02月09日 | 家族・孫話

     平成26年度全国中学校体育大会

                   第52回全国中学校スキー大会

       秘めた思いを胸に 北の大地を駆け抜けろ

鍛えてきた腕を試すにはこれ以上ないチャンスに恵まれた孫兄ちゃん。
中学2年生で、これまで数えて3回目の全国スキー大会に出場権を与えられた。
1回目は小学6年生、長野県菅平に挑んだ。ゲレンデ表面のアイスバーンという大きな壁にもてあそばれた。

2回目、中学1年生、群馬県野沢温泉村。中学校男子というひとくくりでは、3年生の前には1年生など歯が立たない。
それでも果敢にタイムに挑戦しようとすれば、やはりアイスバーンに足を取られるという。
大山の国体コースにでも行けば練習はできる。というが、シーズン中にそう何度も行けるわけではない。近場のスキー場ではこれほどのガチガチのゲレンデはお目にかかれない。

3回目、中学2年生、青森県大鰐スキー場に3度目の正直でトライ。
ようやく重ねた合宿の成果がでたというか、兄ちゃんにとっては一つの目標をクリアー出来たと、満面では決してないが、ホンの少々頬が緩む。
ジャイアントスラローム(アルペン競技の一つ・大回転)に全国194人がエントリー。
その中で、81位という決して名誉な数値ではないが、北海道はじめ東北・北陸勢と先ずは互角に闘ったことに拍手を贈りたい。

100分の一秒を競う厳しさの中、1秒の中に何人もひしめいている。旗門を一つふくらませるとたちまち10人に後れを取る世界。
優勝は長野県、2位が石川県、北海道が3人続く。要するにベストテンは、北海道5人・長野2人・東京2人・石川1人。西日本では廣島東条中学3年生の26位が最高位となっていた。

厚い大きな壁に跳ね返されては、冬休み返上の合宿を重ねてきたが、ついにその壁を破ることも乗り越えることも、今の段階では叶わなかった。
そして来年は高校進学という試練が待っている。これから先果たして如何様な進路を選ぶのか。
どっちにしても、小学校6年生の身で、単独北海道夕張市に出向いた2週間の合宿は、楽しさ厳しさをいやというほど身に着けてことだろう。
ただただよくやった、と本人を讃え、お父さんを慰労し、家族を誉めてやろう。

秘めた思いを胸に、北の大地を駆け抜けた兄ちゃん。おつかれさん!!

コメント (6)
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