「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「春隣」

2015年02月01日 | 季節の移ろい・出来事

                     
                              真っ赤な実も、残り少なに

あっという間に1月が往った。
玄関先の石の陰で小さかったマンリョウが、いつしか枝葉を広げて石の背丈を追い越した。そして近年、特に今年は大量にまん丸い実を付けた。
まん丸い青い実はテカテカの光沢を放ち、やがて真っ赤に熟れる期待を抱かせた。

徐々に色づき、やがて真っ赤なルビーを思わせる光沢を楽しませてくれた。
言葉をおぼたての姫孫が、ハジ・・・お箸。 トウト・・・ちょうちょ。 コーキ・・・飛行機などに続いて覚えたのが、この真っ赤なマメである。
玄関を出るたび入るたびに「マメ・マメ・・・」といって一粒ずつつまんでいた。少しずつ減ってはいた。
が、まだまだ今を盛りだから、とほんの一瞬カメラに収めるのが遅れた。しまった!案の定、あれだけたわわだった実がほとんどなくなっっているではないか。

ヒヨドリ夫婦のせいである。ここら辺を縄張りにする一組のつがいが、ものの見事に真っ赤なルビーをかっさらっていった。
なけなしのおこぼれでなんとか写真にはなったので、まあ許すとしよう。ヒヨドリ夫婦も、今日まで完熟するのを待っていたのであろう。
食べ物にはすべからく「旬」という最もおいしい時期がある。その旬を逃さず食い荒らす彼らの味覚は、人間も遠く及びはしない。

そんなわけで、マンリョウの実が真っ赤に熟れて、ヒヨドリのお腹を満たすようになると、春近し。まさに春隣となる。
如月朔日(きさらぎついたち)。立春も節分も目の前。春到来を捉えた感さえする。
月が替わり、また一つ気合を入れ直さなければならない予定の行動も待っている。

ジジの手の平の半分にも満たないちっちゃなクックを履いて、♪ トウト、トウト、菜の葉に止まれ・・・♪ とジジに合わせて歌う姫孫との散歩や公園遊びがもうすぐできる。孫兄ちゃんは、体調整えて全国大会に備えている。

やはりこの時季 ♪♪ は~るよこい は~やくこい 歩き始めたノンさんが おんもへ出たいと待っている~ ♪ がピッタシ来る歌ではある。
そうして上手に遊んでもらいながら、ジジの頭の中では日めくりカレンダーを丁寧に1枚1枚めくって行くことになりそうである。

コメント (4)
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