「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「道案内」

2014年10月19日 | 宴会・会食

                
                            暮れなずむ、萩の街並み

同じ時期に、一つの方向に向かってスクラムを組んだ仲間の会に所属している。
会長・副会長・会計さんがいて、年に1度全員に案内を出す例会と、たまに声が掛かるプラスαの小例会とがある。
会の発足以来20年を経過して、それこそメンバーは減ることはあっても増えることはない、高齢化の一途をたどっている。

年に1度の例会は、県内各市が持ち回りで引き受け役を担っている。
今年の会場は萩という、歴史豊かな市。来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の吉田松陰の妹を描く舞台の地。
全国に放送される経済効果を当て込んで大いに盛り上がっている市でもある。

例会と言えば、ご他聞に漏れず近況報告と称する、大々宴会である。宿泊を予約して、クルマで出かけた。
結構時間的ゆとりをもって、途中休憩も挟んでのんびり運転。詳細の道筋はカーナビ任せ。
深まる秋景色を楽しみながら2時間余り走った。目的地にかなり近づいたという感触があった。

但し今回は、いつもの高速道路利用の馴れた道を避けて、カーナビ頼りの初めての道に挑戦した。
これがそもそもの間違いの始まり。別に高速料金をケチったわけではない。格別急ぐたびでもないしのんびり行こう。
そんな軽い気持ちと、カーナビがあるのだからという安心感がねー・・・。

「この先700メートル先を左に曲がります」という案内の通り左に曲がった。ひょっとしたら近道を教えてくれたのか、と喜んだ。
段々山道に入って行く。どんどん道は細くなる。ついに、クルマの幅ギリギリの、イノシシが走りそうなけもの道。
それでもナビは、ちゃんとピンクの道筋を追うように黄色い矢印で追いかけている。うん、間違ってはいないのだろう。
益々細くなる道。木の枝はボデーをこする。タイヤは小枝を拾って横揺れしたり・・・。

対向車が来たら全く離合など、はなから無理な一本道。
対向車の来ないことを祈りながら、脂汗をにじませておよそ25分の命がけ運転。「間もなく右に曲がります」でやっと人心地。
大昔の萩往還と言われるようなそば道に案内されてしまった。なんとか時間に間に合うように目的地には着いた。
カーナビの購入からかれこれ5年になろうか。新しくできた道路はさておき、こんな大昔のけもの道へ案内されて。

決して安くない会費に、高い宿泊費。その上、こんな状態ではカーナビの新調もやむなし。えらい出費だな~
でもまあ、こんなことがなければ、クルマであんな道を通ることもなかったろう。何事もなかったから生意気を言っている。
とにかく、カーナビ信頼もほどほどに。「実際の標識や交通規則を守って運転してください」といアナウンスに耳を傾けよう。
アー怖い思いをした。その分、宴会でのはしゃぎもちょっとだけ余分に張り切った、のかな?

コメント (6)
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