フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ア、アンディ来日?!

2006年05月13日 | ふと思う…
 アンディ・ラウ主演の映画「愛と死の間で」(吉永小百合が出てきそうなタイトル)が、8月に東京地区で公開されます。(福岡まで来るかなぁ?)で、その公開に合わせてアンディが来日する!との情報が!!!う~~~~ん、どうしよう。。7月下旬から8月上旬の間、私が福岡にいなかったら「行っちゃったのね」と思ってください…。

Dear フランキー

2006年05月12日 | ヨーロッパ・その他
「Dear フランキー」
監督:ショーナ・オーバック
主演:エミリー・モーティマー
   ジェラルド・バトラー

 よくある話ではあるんですが、い~い映画でした。フランキーは母親とおばあちゃんの3人暮らし。ナゼか母親は転々と引っ越しを繰り返していて、物語はその引っ越しシーンから始まります。父親は船乗りで、フランキーはせっせと父親に手紙を書き、父親は毎回ステキな切手を同封して返事を出す。で、おおかたの予想どおり、この父親の手紙は母親が書いていることが分かります。
 フランキーは難聴のため、口をきくことができない。母親はこの手紙を通して、唯一息子の声を聞いてると感じ、なかなかやめられずに嘘に嘘を重ねることになる。で、やっぱりおおかたの予想どおり、その嘘のせいで父親を登場させなければならない事態に落ち入るのです。
 中盤ちょっと眠くなるくらいオーソドックスな展開なんですが、母親が元夫のこと、そしてフランキーの幼少の出来事を話すあたりから、グッとおもしろくなります!そしてラストは、やっぱり涙です。とってもやさしい映画でした。(今回ちゃんとストーリーを伝えてるかも?!☆☆☆☆☆☆☆)

ノー・マンズ・ランド

2006年05月11日 | ヨーロッパ・その他
「ノー・マンズ・ランド」
監督:ダニス・ダノヴィッチ
主演:ブランコ・ジュリッチ
   レネ・ビトラヤツ

 その昔、チャーリー・シーン主演の「ノーマンズ・ランド」という映画がありました。高級車を盗む犯罪組織に潜入した警察官と、その組織の若きリーダーとの友情と裏切りの話。一時期チャーリーが好きだったので見た映画ですが(今はどうしてるんでしょう?)なかなかおもしろかったです。
 で、今回の映画はチャーリーのソレとはまったく関係ありません。ボスニア紛争時のボスニアとセルビアの中間地帯『ノー・マンズ・ランド』で起こった『究極の出来事』で、リアルな戦争を垣間見た気がしました。といっても、物凄い銃撃戦などは出て来ません。常に緊迫しているワケではなく、どこか日常的で、でも常に死と隣り合わせで、誰もが自己中心的で狂っている。
 監督のダニス・ダノヴィッチはボスニアの出身で、実際ボスニア紛争の最前線で300時間以上の戦地映像を撮影しています。その時に見た本当の出来事を映画にした、とインタビューで答えてました。いったいなんのために戦い、殺しあっているのか。一瞬芽生える友情も、生きるか死ぬかの極限状態ではとてもモロイ。そして、そんな悲劇に群がるマスコミや国連防護軍が、いかに無力で滑稽であるか―。映画としてもおもしろいし、とても考えさせられました。(戦争反対!と言うのは簡単だけど…☆☆☆☆☆☆☆☆)

ターゲット・ブルー

2006年05月10日 | アジア映画
「ターゲット・ブルー」
監督:コーリー・ユエン
主演:リー・リンチェイ(ジェット・リー)
   クリスティ・チャン

 「最近はあんまり香港映画見てないでしょ?」と、お菓子の先生N嬢に言ったばっかりなのに、2本続きました。。いや、アレですよ。中華料理ばっかりも食べてられないから、和食・フレンチ・イタリアン、それにアメリカ~ンなジャンクフードも食べなきゃね、んで、また中華に戻ったの、ってな図式です。(だって香港映画コーナーに足が向いちゃうんだからショーガナイ)
 というワケで、ジェット・リーです。12年前の映画ですが、30年以上は前なカンジがするコテコテ香港演出(やっぱり…)。ただ、それさえガマンできれば、文句なし!の娯楽大作です。や~っぱリンチェ(ジェット・リー)は硬派でカッコイイ!
 香港版「ボディガード」と言われてますが、アクション度はケビン・コスナーの比ではありません!(当たり前か)早い!強い!かっこいい!!スローにしないと動きが見えない『神業』アクションの数々。身体を張って守ってくれる、銃の撃ち方もナゼか少林寺なリンチェに、あなたもホレます!(角刈り頭でもイケている。☆☆☆☆☆☆☆)

フル・スロットル

2006年05月09日 | アジア映画
「フル・スロットル」
監督:イー・トンシン
主演:アンディ・ラウ
   ジジ・リョン
 
 「つきせぬ想い」のイー・トンシン監督、主演はおなじみ(?)アンディ・ラウと「ターンレフト・ターンライト」のジジ・リョン。バイクでスピードを競う若者の話なんですが、さすがはイー・トンシン監督、ストーリーもしっかりしてるし、レースシーンはド迫力!です。CGなんかは一切使わない生身のアクションで、ここまで臨場感&スピード感が出せるのは、香港映画ならではじゃないでしょうか。(ほとんど無茶してマス)正直ちょっとバイクが恐くなりました。。
 10年前の作品ですが、アンディはどう見ても25、6歳。(実際は34歳)いろんな注射を打ってるのかもしれないけど、若い!です。ジジにいたってはちょっとブサイク気味で、今の方がずっとカワイイ。(メガネのせいかもしれませんが…)
 いい映画なんですが、惜しいのはアイドル映画っぽく見えてしまうこと。悲しいかな、アンディのイケメン具合がじゃましちゃうワケです。(トム・クルーズやレオナルド・ディカプリオと同じ現象)ハンサムさんの宿命ですね。(レースシーンのアングルがスゴイ!☆☆☆☆☆☆)

ナインスゲート

2006年05月08日 | ヨーロッパ・その他
「ナインスゲート」
監督:ロマン・ポランスキー
主演:ジョニー・デップ
   フランク・ランジェラ

 またしてもキラキラコピーライターY嬢邸にて、お夕飯をごちそうになる。鹿児島から届いたというカツオのタタキをメインに、ふわふわのカニ玉&油揚げのお味噌汁という「お母さん!」なお献立て。意外(?)にもエプロン姿もよく似合うのです。しかし、おいしいものを食べ過ぎて、最近ちょっと太りぎみ・・。いいかげん運動しなければ。
 手土産にジョニー・デップ主演の「ナインスゲート」を持っていき、一緒に鑑賞。ロマン・ポランスキーですからね、さわやかな映画じゃございません。『悪魔の書』をめぐるオカルト・サスペンスで、全編オドロオドロとした雰囲気ですが、実は残酷描写はほとんどないのです。(私とY嬢が見れるくらいですから)ポランスキーの独特な映像と、謎の女性エマニュエル・セイナーの異次元な魅力。そして(やっぱり)うやむやなラスト。ポランスキー・ワールド全開です。
 ラストはうやむやですが、これには原作があるらしい。アルトゥーロ・ペレス・レベルテの「呪のデュマ倶楽部」。Y嬢、もし読んだら教えてください。(ジョニデに勝るものナシ!☆☆☆☆☆☆☆)

マンドラゴラの降る沼

2006年05月07日 | ふと思う…
「マンドラゴラの降る沼」
主演:シティボーイズ
   いとうせいこう
   中村有志
   銀粉蝶

 見て来ましたよ!今年も懲りずにシティボーイズ!!昨年も一緒に行ったお菓子の先生N嬢と、きたろう好きで先生もやっているコピーライターU嬢と共に。(2人とも先生やれるってスゴイなぁ)ゴールデンウィークまっただ中、U嬢のクルマで北九州市のリバーウォークに向かったんですが、福岡市内から北九州方面はまったくもって混んでおらず、反対車線の動かないクルマを横目で見つつ、快適なドライブも楽しめました。
 難無くリバーウォークに着いた後、N嬢の手作りサンドイッチを小倉城の鯉のぼりを見ながらパクパク。ベジタリアンのN嬢が作るサンドイッチは、温野菜タ~ップリで見た目もオシャレ。しかもバツグンにおいしい。ホントごちそうさまでした!(N嬢には早く恩返しをしなければ…)
 さてさて、リバーウォークでお買い物なんかもしつつ、会場である北九州芸術劇場へ。チケット発売と同時に速攻で取ったからか、座席はナント3列目。(どんだけ好きなんでしょうね?)ただハジッコの席だったので、もうちょっと後ろでもいいからまん中の方がよかったかも。。
 ライブはそりゃぁ抱腹絶倒ですよ!最初っから最後まで笑いっぱなし!ますます可笑しくなっていくシティボーイズ面々の、ボケなのか本気でボケてきたのか分からない、ギリギリ具合がサイコーでした。そんなグダグダな3人を、いとうせいこうがうまいことまとめるんですよ。あんまり可笑しすぎて、2時間なんてあっと言う間。短かったなぁ~。でもみんなご高齢(笑)だから、あれ以上は立っていられないのかもね。なにはともあれ、来年もまた行きマス!(今年のパンフレットは表紙がやわらかい。:斉木しげる談)

ピアニスト

2006年05月06日 | ヨーロッパ・その他
「ピアニスト」
監督:ミヒャエル・ハネケ
主演:イザベル・ユペール
   ブノワ・マジメル

 こんな映画をなんで見続けてるんだろう、と途中何度も思いました。何度も思ったのにヤメなかったのは、ダウンタウンの松ちゃんが、この映画に『9点』をつけていたからです。最後まで見れば何かが分かるはずだ、と言い聞かせながら見たラストでは、もう言葉を発することが出来ませんでした。
 『物凄い映画』は何本か見てますが、コレは相当『ヤバイ』部類の映画です。『負』のパワーがあまりにも強すぎる。自分の中の情緒不安定な部分をエグリ出されたような、そんな不安にとり憑かれました。とても落ち込んでいたり、心に深い傷を持っている人がコレを見てしまったら…そう思うと心配です。
 この監督が「ピアニスト」の前に撮った「ファニーゲーム」は、この映画よりもはるかに大きな『不快感』を味わうらしい。「ピアニスト」でズタズタになった以上、「ファニーゲーム」を見たいと思う好奇心さえわきません。(決してオススメではありません☆☆☆☆☆☆☆☆)

交渉人・真下正義

2006年05月05日 | アジア映画
「交渉人・真下正義」
監督:本広克行
主演:ユースケ・サンタマリア
   寺島進

 予想外!!オモシロかったですよ~コレ。ユースケ・サンタマリアの抑えた演技と、寺島進のハチャメチャ演技がうまい具合に調理されてて、とってもいい味だしてました。(伊達にロングランしてませんね)ラストは賛否両論分かれるところだとは思いますが(一緒に見たコピーライターY嬢は消化不良ぎみ)、私はアリです。
 で、コレY嬢邸で見たので当然ビデオなんですが、実はDVDには「逃亡者・木島丈一郎」が入っているらしい。寺島進演ずる『木島丈一郎』が主役のTVドラマ。ナゼあんな格好(ドカタのおっちゃん風)なのかが分かるそうな。コリャもう1回DVDでも見なくっちゃだわ。(例のテーマソングが流れないのも潔い。☆☆☆☆☆☆☆☆)

つきせぬ想い

2006年05月05日 | アジア映画
「つきせぬ想い」
監督:イー・トンシン
主演:ラウ・チンワン
   アニタ・ユン

 なんていい映画でしょう!!いい脚本、いい監督、そしていい俳優。とにかくアニタ・ユンがカワイイ!ものすっごくカワイイ!と思ったら、元ミス香港でした。(ナットク)それにラウ・チンワン!(この人はホントになんでも出来ます)「ロンゲストナイト」や「ヒーローネバーダイ」の怪物演技から、二代目Mr.BOO!のコメディ、そして今回のラブロマンスまで、幅が広いことこのうえなしです。顔はとっても濃い~のにカッコイイんですよねぇ。
 落ちぶれた作曲家が、路上で歌う広東オペラの一家と出会い、その中の少女と触れ合うことで徐々に変化しはじめる。常に明るく元気なその少女には、実はある秘密があった―。タイトルが「つきせぬ想い」なので、その先のストーリーは分かってしまうのですが、この映画はとても前向きであたたかい。設定は韓国映画に近いけど、言いたいことはまるで違うのです。
 そして今年(香港から遅れること3年)、イー・トンシンの「忘れえぬ想い」が日本でも公開されてます。同じラウ・チンワン主演ですが、「つきせぬ想い」の続編ではなさそう。でも見たい!とっても見たい!しかし福岡での上映予定はナシ!!あぁ、香港映画の不遇は続く…。(アニタ・ユン&ラウ・チンワンに☆☆☆☆☆☆☆☆☆)