フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

初恋のきた道

2005年08月19日 | アジア映画
「初恋のきた道」
監督:チャン・イーモウ
主演:チャン・ツィイー
   スン・ホンレイ

 昨日はいいことがありました。打ち合わせ先の某広告代理店で、コピーライター(&クリエイティブディレクター)のT氏が、ドコモ『N901is』のスイングPOPをくれました。ええ、そうです。イ・ビョンホンです。今回も同じものを、2コです。いやいや、私はマニアではないので、別に数はいらないのです。でも2コいただきます。(仕事もガンバリます!)
 で、こんなくりかえし揺れるスウィングな日には、「初恋のきた道」なんていかがでしょう。正直言ってこの映画、いい作品だと聞いてはいたものの、毎回「今度でいいや」と、後回しにしてました。だって「初恋のきた道」というタイトルと、パッケージのチャン・ツィイーの笑顔で、なんとなく内容が想像できるんだもん。ところが!です。私のお粗末な思考回路では到底追いつかない、い~~~い映画でした。
 初恋を題材にした映画はたくさんあれど、その大半は、恋が成就したところで終わります。でもこの映画は、それが「まっとう」されるまでを描いている。しかも90分という短い時間で。その手法は、巨匠チャン・イーモウですから、とにかくウマイ!(ダテに何本も撮ってませんよ)まず、年をとった現在を、静かなモノクロで。そして若かりし頃の思い出を、鮮やかなカラーで表現。そのカラーの中を、ひたすら走り回るチャン・ツィイー。走って、走って、走って…ってまだ走るんかい!ってくらい走ってます。ただ、そのひたむきさが、後半のモノクロ(現在)に繋がるんですよ。あっこうなるな、と分かっていても、泣かされました。(ラストの息子に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)