フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

美術館の隣の動物園

2005年08月10日 | アジア映画
「美術館の隣の動物園」
監督:イ・ジャンヒョン
主演:シム・ウナ
   イ・ソンジェ

 そろそろヤバイかもなぁ~と思えてきたので、ちょっと言い訳します。たぶん(特に広告代理店の)皆様は「こいつ毎日映画見てるけど、ちゃんと働いてんのか?」と、半分お怒り気味のことと存じます。んが、実は毎日見てるワケではないのです。空いた時間に『見溜め』して、感想も『書き溜め』してるんです。いくらなんでも、この「世界陸上」だの「サッカー代表戦」だのあってる最中に、映画までは(毎日)見れませんよ~。(スポーツ三昧が終わったら分かりませんが…)
 とは言うものの、この「美術館の隣の動物園」は、睡眠時間を削って昨日見ました。なんちゃない話です。たいした事件も起こらないし、ラストは号泣!ってワケでもありません。ほんとにフツーの話なんですが、とってもよかったんです。映画とは本来『素敵』なものなんだ、ということを思い出させてくれたというか・・この感覚は久々です。たぶんダメな人もいるとは思います。本気でなんにも起こらないし。でも、見ててぜんぜん飽きないんですよ、最後まで。そして「映画って素敵だなぁ」と思わせてくれる。
 この監督は「おばあちゃんの家」を撮ったイ・ジャンヒョンで、この映画が長篇第一作目です。韓国本国でのタイトルは「美術館 隣 動物園」。『の』がないんですね。「びじゅつかん となり どうぶつえん」って響きがなんだか、広告のキャッチコピーにいいカンジ。この映画とは別のストーリーが浮かんできそうじゃないですか?(シム・ウナに☆☆☆☆☆☆☆)