フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ぼくのエリ 200歳の少女

2020年12月12日 | ヨーロッパ・その他


「ぼくのエリ 200歳の少女」
監督:トーマス・アルフレッドソン
主演:カーレ・ヘーデブラント
   リーナ・レアンデション
   ヘンリック・ダール

 12歳でヴァンパイアになってしまったエリ。子供がひとりで生きていくのは容易じゃなかったでしょうね。12歳では働くことも、結婚することもできない。でも成長は止まってしまっていて、いつまで経っても12歳のまま。トム・クルーズの映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』でも子供のヴァンパイアが登場しますが、彼女は子供であることを恨んでいた。心は成長しているのに、見た目のせいで大人と一緒じゃないと何もできなかったから。
 エリには父親らしき人物が側についていて、その関係は主従関係(エリが主)のように見えました。映画ではハッキリと描かれてはいないけど、原作にその人物は小児性愛者だと書かれているようで、エリはそうやって生き延びてきたんだろうなと想像します。
 子供同士の逃避行は、長くは続かないでしょうね。。いずれオスカーは大人の男性へと成長してしまう。オスカーの成長を止めるには同類にするしかない。でもオスカーが大人になった方が生活はしやすくなる。成長したオスカーにとって、エリが重荷になる日が来るのだろうか。その後エリは、どうやって生きていくのだろうか…(男の子でも女の子でもないエリに。☆☆☆☆☆☆☆☆)

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