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~フリー満喫講座~

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

2020年10月18日 | ヨーロッパ・その他


「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」
監督:モルテン・ティルドゥム
主演:ベネディクト・カンバーバッチ
   キーラ・ナイトレイ
   マーク・ストロング

 第二次世界大戦中にドイツ軍の難解な暗号『エニグマ』を解読するマシンを作った天才数学者、アラン・チューリングの物語。序盤は、仲間から孤立する変わり者の天才アランが、ジョーンという女性の味方を得て、仲間とも分かり合うようになるちょっとチープな展開で、若干肩透かしを食らったんですが(汗)暗号解読から終盤の展開はとにかく圧巻で、ベネディクト・カンバーバッチとキーラ・ナイトレイが素晴らしかった!
 キーラ演じるジョーンの考え方には共感しまくりでした。アラン・チューリングが同性愛者だと知っていながら結婚を決めたのは、アランのことが人として好きで、彼と仕事をするのが好きで、普通であることには全く興味がなかったから。アランも彼女と話をするのが好きだったし、暗号解読のマシンを作るのに彼女が必要だった。とてもいい関係で、2人ならお互いを尊重し合えるはずだったのに…時代がそれを許してくれない。たかが同性愛者というだけで断罪される時代。なんてバカげたことだろう。
 警察に逮捕されたアランはこう言います。「イミテーション・ゲームをしよう。質問に答えているのはマシンか人間か当てるゲーム。私の話を全て聞いた後、ジャッジして欲しい。私は、マシンか?人間か?」話を聞き終わった取り調べ官は、答えることができなかった。私も、答えられなかったです。(あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも素晴らしい。☆☆☆☆☆☆☆☆)

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