12月6日付のニュースで、
国内での新型インフルエンザによる死亡者は100名、
全世界では8700人超、北米はピークに、
という報道がありました。
こういうニュースが出るたびに、みんなが不安になります。
なんて恐ろしい病気なんだろう、って・・・。
確かに、病原性は季節性インフルエンザよりも高いといわれています。
先月の25日に、地区の小児科の勉強会がありました。
その時に、市の母子保健委員長の小児科の先生からご講義いただいたデータによれば、
かつてこれまでに流行したインフルエンザの死亡率は、
スペイン風邪:1~2%
アジア風邪:0.5%
季節性:0.005%
新型インフルエンザ:0.45~0.61%
というデータですから、たしかに、季節性インフルエンザより高いですね。
しかし!!
全世界でのデータを、そのまま日本に当てはめて国内でも同じ、
と心配するのは早計というもの。
以下に示すのは、11月下旬(第45週)での、国内でのデータです。
第45週までに、国内で約738万人が発症、6.300人が入院、57人が死亡
これを計算すると、
発症率:6.2%
入院率:0.085%
死亡率:0.0008%
となります。
今はもう少し数字が違っているかと思いますが、
割合はあまり変わらないのではないかと思います。
もうひとつ。
海外では、発症してもすぐに抗インフルエンザ薬を[誰もが]投与される環境では、
どうもないらしい、ということ。(全てではないでしょうが・・・)
これは、医療保険制度の有る無しによるところが大きいでしょう。
ある先進国での患者さんのお話です。
肺炎で入院し、インフルエンザと診断され、タミフルを投与したのは、
発症からなんと8日もたってから、ということだったそうな。
だからといって、じゃあ日本では安心と油断していい訳では決してありません。
が、報道の数値のみに煽られてパニックになるのではなく、
落ち着いて、日常生活の中での予防をきちんと心がけることが大切、
ということが言いたかったのでした。
国内での新型インフルエンザによる死亡者は100名、
全世界では8700人超、北米はピークに、
という報道がありました。
こういうニュースが出るたびに、みんなが不安になります。
なんて恐ろしい病気なんだろう、って・・・。
確かに、病原性は季節性インフルエンザよりも高いといわれています。
先月の25日に、地区の小児科の勉強会がありました。
その時に、市の母子保健委員長の小児科の先生からご講義いただいたデータによれば、
かつてこれまでに流行したインフルエンザの死亡率は、
スペイン風邪:1~2%
アジア風邪:0.5%
季節性:0.005%
新型インフルエンザ:0.45~0.61%
というデータですから、たしかに、季節性インフルエンザより高いですね。
しかし!!
全世界でのデータを、そのまま日本に当てはめて国内でも同じ、
と心配するのは早計というもの。
以下に示すのは、11月下旬(第45週)での、国内でのデータです。
第45週までに、国内で約738万人が発症、6.300人が入院、57人が死亡
これを計算すると、
発症率:6.2%
入院率:0.085%
死亡率:0.0008%
となります。
今はもう少し数字が違っているかと思いますが、
割合はあまり変わらないのではないかと思います。
もうひとつ。
海外では、発症してもすぐに抗インフルエンザ薬を[誰もが]投与される環境では、
どうもないらしい、ということ。(全てではないでしょうが・・・)
これは、医療保険制度の有る無しによるところが大きいでしょう。
ある先進国での患者さんのお話です。
肺炎で入院し、インフルエンザと診断され、タミフルを投与したのは、
発症からなんと8日もたってから、ということだったそうな。
だからといって、じゃあ日本では安心と油断していい訳では決してありません。
が、報道の数値のみに煽られてパニックになるのではなく、
落ち着いて、日常生活の中での予防をきちんと心がけることが大切、
ということが言いたかったのでした。