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超老人の壁 養老孟司・南伸坊

ユニークな人柄で知られる人の対談集の第2弾。対談集といっても話題を持ちかけるのは大半が養老先生で、南さんはもっぱら聞き役だ。その南さんの合の手も養老先生の話を上手に引き出すという感じではなく多分に感覚的で、話が噛み合っているかどうかもわからないまま会話が進む。これがこの2人ならではのゆるい雰囲気を醸し出す。本書で一番面白かったのは「トゲナシトゲトゲの仲間にトゲのある種類が見つかった」といくだり。面白すぎて思わずにやついてしまった。(「超老人の壁」 養老孟司・南伸坊、毎日新聞社)

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