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ブッポウソウは忘れない 鳥飼否宇

何となくネットを検索していたらヒットした作品。作者の名前も作品の題名も知らなかったが、鳥に関するミステリーで作者名が「鳥飼」といのが何となく面白かったので、読んでみることにした。内容は、鳥類の生態を研究する研究所で起こる小さな事件を普通の成年である主人公が解決していく、いわゆるコージーミステリー、鳥類の不思議な生態や、大学の研究所という特殊な世界を色々「へぇそうなんだ」と思いながら、楽しく読める一冊だ。いずれの短編も「すわ大事件か?!」と思わせながら、大事に至らずによかったと安心できる。軽いと言えば軽いが、重苦しい社会派の小説ばかりでは疲れるし、そうかといってライトノベルもちょっとという時に、こうした本は気軽に読めて少しうれしい気がする。(「ブッポウソウは忘れない」 鳥飼否宇、ポプラ社)

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