燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

狭心症診断のワークアップ

2018-11-30 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。
 
 
前回までに狭心症の症候と心電図についてみてきました。
 
 
今回はさらに進んだ検査をみてみましょう。
 


ホルターECG

狭心症の診断上、自然発作心電図の記録は重要であり、外来で長時間連続的にECG記録ができるHolter ECGが有用である。


特に、労作時間帯の心拍数、ST変化、不整脈の出現などを継時的に明らかにできる。


また、異型狭心症の場合は運動負荷時の陽性所見の陽性率は低く、夜間睡眠中や早朝起床時の発作をとらえるのに欠かせない検査法である。



胸部X線写真

狭心症に特異的な変化はみられないが、基礎疾患の存在や、特に側面像で冠動脈の石灰化を認めることがある。



心エコー検査

特異的な所見はないが発作時や負荷(運動、薬物)心エコー法などで、虚血心筋領域の収縮性の低下(局所壁運動異常)や拡張障害を認めることがある。



その他

核医学検査・冠動脈造影検査:内径狭窄度が50%(面積狭窄度75%)以上を有意狭窄としている。




写真 庄内空港から飛びました

 

 

 

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