燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

特集 新研修医のみなさんとのQ&A 5

2016-04-22 | 勉強会

質問者:平成28年度新研修医のみなさん(臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄)

   回答者:徳田安春

 

Q 普段はどこで何をしていますか?

A さまざまな病院で診療・教育をやったり、いくつかの大学で客員教授として教育・研究をやったりしています。

 

Q 心電図の自主勉強でお薦めの本は?

A 香坂俊先生や渡辺重行先生の心電図の本がおススメです。

 

Q 研修医の業務や診療に役立つアプリがあれば教えてください。

A 臨床計算ではQXMD calculate、教科書ではUpToDate anywhere、抗菌薬ではJohns Hopkins Antibiotics Guide、などです。今後、機会をみながらワークショップなどでその他も紹介していきますね。

 

Q 指導医の先生が忙しいときに、わからないことについてどのように聴けばよいでしょうか?

A 緊急であれば、指導医が忙しくても院内ピッチなどですぐに連絡すべきです。緊急性がなければ、外来や医局に直接会いに行って、業務に「間」ができた瞬間を狙って相談するとよいでしょう。質問内容をコンパクトに整理して、こころのなかで復唱してから行くとよいですね。

 

Q 初期研修の2年間での最終目標は何でしょうか?

A 目標は「基本的臨床能力の習得」と「医師としての人格の涵養」です。具体的には、地域や離島、僻地で、1人でも「初期」診療まではできるようになることです。

 

Q カンファレンスの準備は具体的にはどれくらいやればよいでしょうか?その方法は?

A 担当ケースについて詳細な病歴、身体所見、検査所見をいれた見やすいパワポを作成し、診断や治療の経過も提示することは必須です。そしてその解説として「お勉強スライド」を作成するために、UpToDateや最新のReview Article(NEJMやJAMA、Annals of Internal Medicineなど)を読んでその内容も入れるといいですね。

 

 今回はここまでです、次回で特集記事は最後です、では。

 

こんなとき、フィジカル2 超実践的! 身体診察のアプローチ
徳田安春
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