みなさん、こんにちは。
今回は脱処方の一般的原則を考えてみたい。
まず、患者の立場(患者中心)で処方内容を見直すことが重要である。
また、脱処方した後は、薬剤中止後の不具合などが起きていないかどうかのフォローアップも必要である。
表2に脱処方の5つの手順を紹介する。
表2:脱処方(De-Prescribing)の5つの手順
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1. それぞれの処方薬がそもそもきちんと内服されているかどうかを確認する
2. 内服によるメリットと有害作用のリスクを比較検討する
3. どの薬剤が安全に終了できるかを決定する
4. 終了する優先順位を決定する
5. 薬剤を終了したら症状をモニターするためにフォローアップする
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また、スタチンは脂質異常症患者に対する薬物療法では第一選択となる薬剤である。
そのアウトカム改善への効果についてのエビデンスは確立しており、動脈硬化性疾患の薬物療法で中心的役割を果たす薬剤といっても過言ではない。
しかし、様々な有害作用が報告されている。
発症頻度が多いものには、筋障害や横紋筋融解症、肝障害がある。
発症頻度は少ないが、末梢神経障害のケースも多数報告されている。
スタチンは、HMG-CoA還元酵素を阻害し、肝臓内のコレステロールを低下させて肝細胞表面のLDL受容体の数を増やし、血中LDLの肝臓へ取り込みを促進することで、血中LDLが低下させる。
コレステロールは末梢神経の重要な構成成分であるので、血中LDLが低下することにより、長期間にわたって末梢組織へのコレステロール供給が抑制されると、末梢神経障害が起こることが示唆される。
この副作用のリスクは、特に長期内服者で高く、他の薬剤有害事象の発症時期と異なるので、注意を要する。
写真:本島北部名護市の海岸
早いもので、当ブログは今回で今年最後となります。
本年も、当ブログをご愛顧いただきありがとうございました。
年明けは四日からの再開を予定しております。
寒い日が続きます、風邪などひかないようにお気をつけください。
それでは皆様、良いお年を。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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