みなさん、こんにちは。
肝硬変についてのレジデントとの対話という形でお送りします。
では、どうぞ。
レジデント:皮膚の黄染と下肢の浮腫があるので肝硬変がありそうです。
あとは血液検査で、確認したいと思います。
徳田:そうですね。
ただ、皮膚の黄染は高ビリルビン血症以外に、高カロチン血症でも認められます。
どのような場合に高カロチン血症となりますか?
レジデント:ミカンの食べ過ぎでしょうか?
徳田:そうですね。
果物の大量摂取でもおこりますが、甲状腺機能低下症などでも高カロチン血症はおこります。
レジデント:なにかよい見分け方はありますか。
徳田:はい。
高カロチン血症では眼球結膜の黄染は認めませんので、
皮膚の黄染のときには眼球結膜も観察することが重要です。
レジデント:わかりました。
あとで結膜を診察します。
浮腫についてはどうですか?
次回に続く。
写真 コロナ関連ARDSへの治療戦略。ランセット誌より。
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