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肝硬変の診断についての対話編

2020-03-25 | 勉強会
みなさん、こんにちは。
 
肝硬変についてのレジデントとの対話という形でお送りします。
 
では、どうぞ。
 
 
レジデント:皮膚の黄染と下肢の浮腫があるので肝硬変がありそうです。
      あとは血液検査で、確認したいと思います。
 
 
徳田:そうですね。
   ただ、皮膚の黄染は高ビリルビン血症以外に、高カロチン血症でも認められます。
   どのような場合に高カロチン血症となりますか?
 
 
レジデント:ミカンの食べ過ぎでしょうか?
 
 
徳田:そうですね。
   果物の大量摂取でもおこりますが、甲状腺機能低下症などでも高カロチン血症はおこります。
 
 
レジデント:なにかよい見分け方はありますか。
 
 
徳田:はい。
   高カロチン血症では眼球結膜の黄染は認めませんので、
   皮膚の黄染のときには眼球結膜も観察することが重要です。
 
レジデント:わかりました。
      あとで結膜を診察します。
      浮腫についてはどうですか?
 
 
次回に続く。
 
 
 
写真 コロナ関連ARDSへの治療戦略。ランセット誌より。

 

 

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