みなさん、こんにちは。
前回ケースの答え:2
ポイント:横紋筋融解症疑いでは血清CPKを測定する。
解説:
血清AST、 ALT、 LDH値が上昇しているときは、横紋筋融解症と肝障害の鑑別が重要である。
最も筋肉に特異的な血清CPKを測定するとよい。
CPK-MB分画も軽度上昇していることがある。
再生過程の骨格筋にはCPK-MB分画のCPKも含まれているからである。
LDHアイソザイムの特異性は意外に低い。
アルドラーゼもLDHと同様に、多くの臓器の細胞に含まれている。
尿中ミオグロビンは特異度が低く、測定検査コストも高い。
通常の臨床現場では即日に測定できないことが多く、マネジメント方針を変えることが少ない。
ASTとALTは共に、肝細胞にも筋肉細胞にも含まれている。
急性期の筋障害ではAST/ALT>3となるが、ASTの半減期が短いために、本ケースのように、数日後はAST/ALT=1となる。
写真 大浜第一病院心臓血管外科集中治療科部長の岡田先生によるレクチャーを琉大医学部で行いました。
群星沖縄臨床研修センターのホームページです。沖縄の基幹型8研修病院での研修医教育に貢献しています。
マンガ「群星沖縄臨床研修センターとは?」が出ました。これで群星沖縄のすべてがわかる。毎月更新されますので、是非ご覧下さい。
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。
徳田安春・公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda
健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。