怠るな!

残しておきたいことと残しておいてはいけないこと

(4)興福寺阿修羅像

2013年12月19日 22時06分45秒 | 仏像、仏教、仏法について



興福寺の阿修羅像
展覧会で見ることがあるようだが
いつも長蛇の列
人気はすごい

この写真を撮ったカメラマンにその昔聞いた話だが
「阿修羅像の腕や足はあとからくっつけたもんやから
写真には全体像をとる気がせえへん」

興福寺といえば今では奈良を代表する古刹だが
あのころ
ほとんどの僧侶が逃げ出して春日大社の神官になったという記事を読んだことがある
五重塔は売りに出され薪にされる寸前だったとも聞いた
明治初頭の廃仏毀釈

ひょっとしたらこの阿修羅像
その時の標的にされたのだろうか


そうおもってじっと目を見ると
哀れな行いをした我々を許すかのような慈悲
のまなざしのように見えてくる

この像も角度によって見方を変えてくれる
この写真にあるように私も斜め左からやや見上げる角度のお顔が好きだ
正面は固くっていやだ
よく正面からの写真を取り上げているが
つんとしすぎている

これだけ好まれている仏像なんだから
その略歴少なくとも
修理履歴ぐらい明確に示して欲しい
そして廃仏毀釈のことも重ねて説明して欲しい

ああ実物に お目にかかりたくなってきた








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