五十年以上昔のこと
フォーククルセイダーズという文字通りフォークソングのグループがあった。
その一員の加藤和彦が歌っていた曲に「大統領殿」というのがあった。
加藤和彦は、どちらかといえばノンポリテックで、反戦とかってイメージはあんまりなかったのだがこの曲は違った。
反戦歌なのだ、その内容からして大統領とはアメリカ大統領のジョンソンだと思っていた。
歌の中にある戦争とはベトナム戦争のことだと思い込んでいたのだが、3月4日の朝日新聞の天声人語を読んで驚いた。
元歌はシャンソンで大統領はドゴールの事らしい、そして戦争とはアルジェの戦いの事だったようだ。
原曲名は「脱走兵」とのこと。知らなかった。
その夜、夕刊を見て驚いた大竹しのぶさんが同じことを買いてらした