3月の第2・第3週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。
(1ヶ月も前の内容ですみません…。新型コロナ関係で、保護者の皆様への個別のご連絡が多くなり、なかなかブログ更新時間が取れない日々を送っております…。ちなみに、感染防止のため、現在読み聞かせは行っておりません。)
絵本の舞台は、第二次世界大戦中。
表紙の絵を見ても分かるように、ユダヤ人強制収容所に関する話です。
この物語を語ってくれるのは、ユダヤ人のエリカです。
彼女が1944年に生まれたことは確かです。
けれども、誕生日や生まれた時につけられた名前は分かりません。
ある日、エリカの家族は、何百人ものユダヤ人たちと一緒に、ドイツ南部のダッハウにあるユダヤ人強制収容所に向かう列車に押し込まれました。
そのときエリカは、生まれてやっと2~3ヶ月の赤ちゃんでした。
生後間もない娘に対し、一縷の望みをかけて、母親は勇気を振り絞ってある行動を起こします。
エリカは21歳のときに、すばらしい人と結婚し、3人の子どもも生まれました。
今ではその子たちにもそれぞれに子どもがいます。
エリカの母親が勇気ある決断をしなければ、エリカの幸せな未来はありませんでした。
けれども、その時のエリカの母親の気持ちを思うと、胸が締め付けられます。
お子さんたちはもちろん、保護者の方の心にも響く絵本だと思います。
クラスでは、皆、真剣に聞いてくれました。
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