ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

ジェンダーフリー

2004-11-04 08:58:04 | フェミニズム
「ジェンダーフリ=v概念の混乱をめぐってWeという雑誌に書いた、2回シリーズもの記事の一回目が出ました。
http://www.femix.co.jp/publication/we/index.html

「ジェンダーフリー」概念がいかに誤読されて広められてきたか、といったような内容です。ご興味ある方はぜひご覧いただけると嬉しいです。

同誌掲載の、三井マリ子さんの記事も注目モノです!!

このネタの関係で、一本インタビューをするために、今月終わり近くにボストンに飛ばねばいけなくなりました。畑違いだった教育学分野に足をつっこむ私。。

ブッシュ勝利確定の一日

2004-11-04 07:54:25 | ニュース、時事ネタ
昨日、ブッシュの再選が確定。ここシカゴ大学は一日中、どよ~んと暗い雰囲気でした。カフェに行けば、しーんと静まり返る人たち。あるセミナーに行けば、興奮して怒って話す人々。そして通りかかった友人は、今にも泣きそうな状態で落ち込んでいる。

ここまで皆が落ち込んだりしている原因のひとつは、おそらく出口調査でケリー有利と出てしまったことなのだろう。その場で酒屋に行ったら、シャンペンを買う人の列で賑わっていたという人の話も聞いた。でも、前回はもっとひどいパターンだったからなあ。

ここまでどーんと、選挙結果に落ち込めるアメリカ人のメンタリティは、まだまだ(変だけど)健康的なのかな?とも思ったりした。私は日本で、何だかんだいっても結局自民党政権で何も変わらない、という展開に慣れてしまったのかもしれない。前回の展開をみて、奇跡が起きる可能性なんてほとんど信じていなかったという面もあるが、「結局こんなもんかあ」と怒るより、諦めの心境になってしまって冷めていたのだ。これってきっと、よくないよなあ。

なんだけど、結局悲しんだり怒っているアメリカ人たちを見て、そのパワーがあるなら、もっともっと選挙前に行動にうつしてほしかった!とも思う。どう考えても、運動的に弱かったと思うもん。このブログでNOWについて書いた時にも思ったけど、同性婚問題でひっかかって、積極的にケリー支持の立場を出さなかった団体も多かったのかもしれない。気持ち的にはわかるけど、でも、その結果がブッシュ政権あと4年間か・・

民主党だって、安全策のつもりでケリーにしてみたが、結局善戦はしてもやはり勝てないという結果に。popular voteでもゴアの時は勝ったが、今回は負けている。次回はもっとしっかりと、共和党と別路線を打ち出してほしいものだ。

中途半端な政策しか打ち出せなかった民主党、そして冷静に政治的に計算した動きができなかった運動体、どちらも考え直さなくちゃいけないような気がする。