ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

坊主マンオリンピック!?

2010-03-14 13:12:00 | 日々の出来事、雑感
バンクーバーオリンピックが終わったが、そんな時に突然でてきたローカル話題である。なんと、2020年坊主マン冬期オリンピック開催案がでているという説が流れたのだ。

もとはといえば、Gamesbid.comというサイトに掲載された、"Preparations Are Underway for a 2022 Olympic Winter Games Bid in Montana, USA"という記事が発端だったようだ。ジョン・グリーンスャ唐ニいう人がこのオリンピック招致運動の中心人物のようで、モンタナ州の元知事(オリンピックのスピードスケート選手だったらしい)の名前も引用されたりしている。

グリーンスャ唐ウんは、坊主マンにはモンタナ州立大学もあるし、ビッグスカイやブリッジャーボウルのような世界的スキー場もある。気候も理想的だと述べたという。

確かにロッキー山脈の真ん中に位置しているため、スキー場はあるし、雪もふるし寒い。だが、それだけなんだよな。ごく普通の州立大学にすぎない、モンタナ州立大学が何の助けになるのか謎だし、そもそも空港はミニサイズ。近隣の街の空港といっても、坊主マンから2時間とかはすぐかかる地域にあるし、いづれも小さい空港だ。そhして、公共交通はない。ホテルだって小さいのがぽつんぽつんとあるだけ。人口は4万人に満たない。ホテルとか、選手村とか、大スケート場とか作ってしまって、後でどうするんだ?

国内で競合するのはデンバーとリノだ!ということらしいが、デンバー大都市、リノは有名な観光地。それにくらべて坊主マン、小さ過ぎるし、無名すぎる。そもそも、モンタナ州全体でも、そんなに人がくるようなイベントは一度も行われたことがないだろう。

どう考えても冗談としか思えないニュースだったんだが、やっぱりこのグリーンスャ唐ウんという人がほら吹きだったようで、グリーンスャ唐ウんに記事中で名指しされた人たちも、誰もオリンピック招致運動なんて聞いた事ないとの報道が地元テレビ局のサイトに載っていた。

しかし、「坊主マンにオリンピックを!」というfacebookのグループに、1600人も登録しているのにはびっくりした。(グループ名のオリンピックのスペルが間違っていたりするのはご愛嬌か。)まあほとんどなんじゃこりゃ、ということで登録しているのではないかと想像するが、、、そして、坊主マンオリンピックに反対するグループのページもできている。

たまたま授業でオリンピックの話題になったので、「そういえば坊主マンオリンピック説聞いた?」と学生に聞いてみたら、けっこうな数の学生が聞いたとあきれ顔をしながら手をあげた。誰も実現するとは思ってないのが明らか。

まあしかし、坊主マンオリンピック、完全に冗談みたいな世界で荒唐無稽なだけに、リノやデンバー案にくらべたら、ちょっとマシかも、、と、ちょっと思ってしまったりもするのだった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。