ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

フットボールシーズンのスタート

2009-09-06 10:50:00 | 日々の出来事、雑感
大学フットボールシーズンがスタートした。ほとんどフットボールも見ない私だが、大学院でいったミシガン大学がフットボールにやたら燃えている大学だったこともあり、時々は試合結果もネットでチェックしたりはすることもある。

ミシガン大学のあるアナーバーに住んでいた頃は、フットボールの試合スケジュールを把握しておくことは日常生活上も必須だった。試合が地元である日に、うっかり知らないでクルマで出かけてしまうと、大渋滞に巻き込まれたりするからだ。そして、その日はおちおち外食にも出かけられない。以前、フットボールゲームがある日だということをあまり把握しておらず、外食に友人と出かけてしまったら、どこもかしこもいっぱいで大変なことになったことがあった。結局、普段はガラガラのはずのホテルのバーに行ってみたら、なんとか入れたものの、そのホテルは対戦相手だったペンシルバニア州立大学のファンがたくさん宿泊していたらしく、バーじゅうがPenn State!の大合唱。かなりすごい状況だった。

今私がいる、モンタナ州立大学の場合、ミシガンなどにくらべるとフットボールへの熱意がかなり低い。スタジアムはうちのすぐ近所だが、試合だからといって道路が大渋滞ということもべつにない。州内にある「ライバル校」、モンタナ大学とくらべても、フットボールの盛り上がり度が低いらしく、モンタナ大学からトランスファーしてきたという学生が「モンタナ大学は町中でフットボールにもりあがっている感じだけど、こちらはそんなこともない」とかも言っていた。

そんな盛り上がらない、強くもないチームをもつ大学なのだが、なぜか今年のオープニングの試合は、ミシガンと同じBig Tenという強いリーグに所属する、ミシガン州立大学だった。私が担当している今学期の授業にフットボールの選手がひとりいて、その学生が先日、「試合があるから、この日とこの日は遠征のために休みます」というコーチからの手紙をもってきた。そこに対戦相手リストも書いてあって、最初がMichigan Stateだったのだ。

なんで弱小大学がこんな強いと思われるMichigan Stateと試合するんだろう、これはきっとボロ負けに違いないとひそかに思っていたが、今日その試合があったらしい。そして、案の定44-3でボロ負け。Michigan Stateにとっては、きっと楽な相手だっただろうなあ。

しかし、普段たいしてYahoo Newsなんかに試合について詳しい記事なんかでない、Montana Stateのフットボールだが、今回はさすが相手がMichigan Stateだけあって、けっこう大きな記事がでている。まあ、記事の内容はほぼすべてMichigan State Spartansについてばかりで、Montana State Bobcatsについてはほんの数行だし、読者コメントもすべてミシガン州立大学ファンと思われるものだけだけど。しかし、この記事によれば、なんとモンタナ州立大学フットボールチーム、試合しにミシガン州イーストランシングに行って、ボロ負けしてきただけで、少なくとも $650,000 ももらえるらしい。こんな強いところと試合させてもらえて、メディアにも載せてもらえて、ボロ負けで格好悪かったとはいえ、こんなにお金もらえるとあっては、ちょっとミシガンまで行くのは遠かっただろうけれど、けっこういいディールなのね。

しかし、弱小フットボールチームのわりには、数年前にはけっこう強いコロラド大学に勝ったりしたこともあったようだ。ふうん、知らなかったな。ミシガン大学も、アパラチア州立大学という思わぬ学校に数年前に負けて、かなり騒がれたこともあったしな。(あれはミシガン出身者としては、けっこうショッキングな展開で、情けないものがあった。あの大学、あんなにフットボールに金かけまくってるのに。)

まあ今年は予想通りのボロ負けスタートだが、生徒に選手がいることから、もうちょっと今年は注目してみるかな、大学フットボール。