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山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

経済提言の威力

2012-05-26 18:53:37 | 政治
 今日、久慈市のアンバーホール小ホールで日本共産党演説会が開かれた。わたしは、二戸駅から弁士の高橋ちづ子衆議院議員を会場まで運び、その後会場内で演説を聞いた。
 高橋議員は、三陸沿岸の津波被害の実態と復興のためには立派な道路や建物をつくるだけでなく、そこに住んでいるみなさんの生活、生業を再建することでなければ真の復興はありえないと強調された。そのうえで、野田首相が「命をかける」といって強行しようとしている消費税の大増税について、圧倒的多数の国民の命を削るものでしかないと断じ、日本共産党が発表した消費税に頼らずに社会保障の充実と経済、財政の再建をはかる「提言」について、かつての民主党のようにできもしない展望を示すのではなく、どこをどう変えれば良いかを現実に即して明らかにしたものであることを強調。大企業・大金持ちいいなり、アメリカ言いなり政治を変えれば社会保障の充実をはかり経済を再建し、税収を増やして財政も再建できることを強調した。
 わたし自身はまだそんなに多くの方と対話しているわけではないが、この「提言」の内容は、これまで自民党や民主党を支持してきたみなさんにも、「なるほど」とうなずいていただけると確信をした。
 演説会終了後、二戸駅まで弁士を運び本日の役割は終了。農作業とは別の心地よい疲れを感じたが、元気もでる1日であった。

公事宿事件帳16=奇妙な賽銭=澤田ふじ子著

2012-05-26 09:12:44 | 読書
 『奇妙な賽銭』は澤田ふじ子の「公事宿事件帳」シリーズの第16巻で、幻冬舎の時代小説文庫版で読んだ。
 『かたくりの絵図』
 『暗がりの糸』
 『奇妙な賽銭』
 『まっまちゃんあん』
 『虹の末期』
 『転生の餅』
 の6つの小品に分かれている。
 いつものように縄田一男氏が解説を書き、その中で初版本のあとがきが削られていることについてのべ、澤田ふじ子氏本人の「あとがき」を紹介している。
 「弓矢も射立たないのではないかと思われるほど厚かましげな政治家の顔。首相は不明瞭な金銭の授受について、『母が』『母が』としばしば連発して いる。(中略)わたしは死にたいほど腹立たしいのだ。人間は百年も二百年も生きられるものではない。地位や名誉に執着してなんになろう。数十年も 経てば、みんな忘れさられてしまう。所詮ははかないものなのである。/すぐれた詩藻や思想がこの世に残されているが、これらも用いられなければ、 何の益もない。これらを上手く人間に適用させていくカリスマ的資質を持った政治家の誕生、それを望むのは無理なのであろうか。/こんなことを綿々 と書いているわたしも、自分が愚かでどうしようもない人間だと思っている。」
 とかく「おれがおれが」の政治が幅を利かす時代に、人々のためにおのれを顧みず働く人間集団も存在することは記帳だと思う。

田んぼの土手にミズバショウ

2012-05-26 06:46:53 | 地域
 昨日で補植を終え、除草剤散布にかかったところで雨が来て中断した。今日は演説会への対応で作業にかかれないので明日の午後にでも、残りの2枚に除草剤を散布しようと思う。除草剤散布は取っ手をくるくる回し、均等に散布できるちょっとした道具を使う。除草剤をまいて4日間位水を入れないようにするので、田んぼの水は目いっぱい深く入っている。そのため田靴の中にまで水が入り、足場は思いっきり悪く、足腰の負担になることおびただしい。 こんな作業をしている田んぼの土手の一角にミズバショウの小さな花が顔を出していた。毎年この場所で、土手を突き抜けて花をつける。植物の生命力というものはたいしたものだと思う。