2012年(平成24年)9月の反日デモ激化で、多くの在中国日本人が帰国した。
それから1年――。今も現地に住み続ける日本人たちが語った、中国の現実、中国人の本音、そして日中関係の行方。→これら内容を書いた「在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由」と題する本が出たりした。
この時は、現に、私も南京で忙しくしており、半日デモも体験した。でも、まだ在中日本人が5年連続で減るとは予想はしてなかった。
今年も外務省から、恒例の海外在留邦人数統計統計が8月31日付けで発表された→こちら (平成29年10月1日現在の数値までしか含まれていない)
これによると、中国経済が伸びており、在中国日本人の数は、増えるかと思いきや、逆に、2012年(平成24年)には150,389人だったのが、2017年(平成29年)には124,162人まで連続して減少している。(-17.4%)
上海にはその約半分が住んでおり、2013年(平成25年)には、平成24年と比較して-18.4%の64,317人に減った。同様に、その後も約3%ずつ減っており、2017年(平成29年)には、56,690人まで減少している。
中国メディアなども、5年連続して減少していると報道しており、反響は大きいようだ。→Record China
尖閣デモの影響もあるが、中国の人件費が上昇し、日本企業が続々と生産拠点を東南アジアへと移転していることも原因の1つであるとし、シフト先のタイ在住の日本人の数が17年までの5年間で, 逆に31%増加したことを伝えている。→Searchinaの報道
でも、要因は上記以外にもあるようだ。外国人の居留ビザ取得が困難になったのも、影響しているようだ。他にもあるようだ→こちらの報道
今後はどうなるのだろう??? 難しい予想ですね。
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