やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

ある日突然に、200社が工場廃止候補に名指しされた、南京

2014-06-16 | 政治・経済

突然のルール変更で、太平洋セメントが現地企業との合弁で中国・南京につくった工場が、昨年8月に突然、南京市から今年限りの閉鎖を求められた。

太平洋セメント側は驚いたが、南京市の言い分は「我々は二酸化硫黄の排出量を大幅に削減したい。環境貢献度も低いセメント工場や製鉄所は要らない」。

同社以外にも200社が廃止候補に名指しされた。現在、同社は南京市と交渉中だが、翻意させるには至っていない。

(私も他に聞いているが、第2次世界大戦前からあったある中国国有企業系の工場も同じように名指しされた。こちらの会社の場合は2019年までに閉鎖と言われているようだ)

難しいのは、ルール変更の多くは不条理な理由だけで行われるわけではないところだ。最近の中国では中央の方針で環境保護や労働者保護の動きが強まり、企業側に不利になる傾向にある。

「中国側から『こういう条件で進出に合意しました』という念書を取ること。暗黙の了解はほごにされると打つ手がない。念書が企業の護身符です」6月11日dot 約束がほごに? 中国企業とのやりとりで必須の「護身符」

→しかし、この念書も必須の「護身符」となり得るかこの先疑問ありですね!?

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中国と心の交流を (稲盛和夫氏の経営者ブログ)

2014-06-16 | 歴史・文化
京セラ・第二電電(現KDDI)の創業者の稲盛和夫氏は、こう説いている:

日本は今、中国と難しい関係にあります。この問題にどう向き合っていくべきでしょうか。私は中国の経営者の方々と心と心が触れ合う交流を長い間、続けてきました。その経験から、ある確信を持っています。

日中間では、今後も政治的ないさかいは起こると思います。しかし人間の心の世界には何の障壁もありません。今の厳しい日中関係をほぐしていくには、心による交流を進めていく以外には無理でしょう。


先の戦争では日本は軍国主義を標榜しましたが、その昔、大和の国の人々は平和で温和な、礼儀正しい、和を貴ぶ民族だったのです。その日本人本来の美徳である美しい心を、中国との関係でも前面に出していけばよい。そんな弱々しいことでは相手に利用されるだけだ、と言う人もいるかもしれませんが、それでも構わないと思います。集団的自衛権の問題など安全保障上の対策はある程度講じなくてはいけないが、もっとやるべきことが他にもあります。

 

今こそ日本人の素晴らしい徳を、中国では仁といいますが、それを中国に伝える努力が求められます。その素晴らしさに多くの中国人は歓迎し、強い姿勢を取る中国政府も徐々に尊敬の念を抱くようになると思います。私は82歳で疲れますが、何も求めずに人間の善について説き続けることに対して、中国の経営者はたくさんの好意を返してくれます。そこに打開する糸口があると信じています。 ←6月16日日経新聞



中国政府関係者にも聞かせたいですね(^_-)

今までの、稲盛氏の経営哲学サイトはこちら

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