やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

“腐敗の温床”鉄道省は解体されたがーーーー?

2013-03-23 | 政治・経済
中国鉄道網鉄道に関するあらゆる権益を握って「独立王国」と呼ばれ、「腐敗の温床」ともいわれた中国鉄道省が、17日に閉幕した全国人民代表大会(全人代=国会)で決まった省庁再編で解体された。
しかし、解体されものの、負債は40兆円!!大半の路線が赤字だ。
中国人民網では改革の一歩を踏み出すと言っているが、果たして、この債務をどう返済することが可能か、先は見えていない。

日本の旧国鉄の解体を参考にしたと言われているが、日本の旧国鉄における債務総額は約37兆円で、うち25兆円は清算事業団に移管され、12兆円は民営化されたJRが引き継いだ。結果は、一応、成功だったと言われているが、中国では? 

まずは料金の値上げか
確かに、中国は桁が違うので、輸送量が大きく、値上げによる増益効果は大きい
上海本社から南京の弊社に派遣されてきている同僚は、家族を上海に残しており、2週間に1度週末に上海往復をしている。新幹線で往復300元(約4500円)弱かかる。距離にして、約300km(往復600km)で高いとは思えないが、彼らにしてはやはり高くて、出費となげいている。
簡単に行くだろうか????




習近平国家主席の初外遊のねらい、なぜロシアとアフリカ諸国?

2013-03-23 | 政治・経済
初外遊のねらい、なぜロシアとアフリカか?
国家の新リーダーの初の外遊先は、往々にして象徴的な意義を表している。
中国政府は、米国の「アジア回帰」政策は中国を抑えるためとの疑いを抱いており、米国の「アジア回帰」政策への対応のためであろう
就任後初めての外遊先にロシアとアフリカ諸国を選んだ習近平国家主席のねらいは、大国アメリカと渡り合っていく足場を固めるためとNHKも報道している。
沖縄県の尖閣諸島など領土を巡る対立で、アメリカに対抗するロシアなどに中国への支持を求めるねらいがあるとみられる。

中ロ両首脳は会談後、戦略的パートナー関係に関する共同声明に調印し、この中で「領土保全など核心的利益に関わる問題で相互に支持する」と確認した。 ー>日本及び東南アジア諸国封じ込め?
経済的、軍事的に中国潰しを計る日米に対抗する狙いがあるようですね。

アフリカに関しては、元外交官の緒方林太郎さんが解説している。
-資源確保の観点からアフリカとの結びつきを強めるという方向
ー国連や諸国際会議の場でアフリカを味方につけておく
などがあるようです。


ところで、今回の外遊には、元駐日大使の王毅新外相のほか、人民解放軍所属の人気歌手でもある、彭麗媛夫人も同行している。
この彭麗媛夫人の同行ですが、彭麗媛夫人は中国ファーストレディーの伝統を変えると評価されていて、興味深い。