やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

隠居する、私のこと忘れて…温家宝の真意は?

2012-11-23 | 政治・経済
温首相は、今月北京で開かれた第18回共産党大会で最高指導部の政治局常務委員を引退して一党員となった。来年3月に首相からも退く見通しだが、訪問先のバンコクで20日に開いた現地華僑団体との会合で「多くのことをやり残し、良い対処ができなかったことがたくさんある」と話した。そのうえで「(引退後は)静かに暮らしたい」、「私のことは忘れてほしいが、私は永遠に祖国と人民のことを忘れない」と述べた。と報道されている。

さらに、春秋戦国時代の楚の詩人、屈原の「真理の追求のためなら何度死んでも悔いはない」「自分の潔白のためなら、たとえ死んでも誠実であり正直でいる」との句を引用した。
楚王への再三の意見が受け入れられず、失意の中で自殺した「愛国の詩人」の詩を借り、間接的に、米紙ニューヨーク・タイムズが10月下旬に一族の巨額蓄財疑惑を報道したことを念頭に、自身は潔白であり、引退しても事実を訴えていく姿勢を強調したものとみられる