昨日、往年の名馬、
カブヤラオーとテスコカビーの動画を見ました。
両馬とも、同じ年(1975年)に二冠を取ったものの、共に故障。
明らかに使い過ぎと、思いました。
両馬とも、第一冠(皐月賞、桜花賞)と、
第二冠(ダービーとオークス)の間のレースを使っております。
これ、無駄ですね!
しかも、両馬とも、無理に、がんがん逃げております。
これじゃ、負担は相当なものです。
もっとレース間隔を開け、
「先行抜け出し」など、
負担の少ないレース運びをすべきでした。
(性格もあるでしょうが)
引退後、カブヤラオーは種牡馬となり、
そこそこ活躍馬を出しましたが、
セックスの時、牝馬に蹴られるいうアクシデントもあったものの、
31歳で、往生。
子供の時代は牛と一緒の部屋で育てられ、
2歳になっても、遅生まれの貧弱な体で、なかなか売れずに、
加藤よし子オーナーが、仕方なく所有し続ける
・・・という経歴の馬でしたが、
レースになると、大活躍。
ダービーを狂気の逃げ切りで勝つなど、一流馬でしたが、
同時に、発馬機に頭をぶつけ、脳震盪で最下位も体験するなど、
最後まで、ハラハラ、ドキドキの尽生(じんせい)でした。
他方、テスコガビーは、テスコボーイの天才的な牝馬で、
生まれた時から、
「これは走るで」と言われるほどのほれぼれする馬体で、
馬主長島忠雄さんの隣の家の娘ガブリエルにちなんで、
「ガビー」と名づけられました。
桜花賞の1分34秒9はレコードで、
13年間も保持されましたが、
オークスの翌年、心臓麻痺で急逝。
亡くなり方も、天才らしい名牝でしたが、
彼女の産駒も見たかったですね。