それまで世界的に伝染病少ない地域であった日本列島は、明治にはいると、文明国並の不潔な伝染病流行地帯となる。
それに対処したのが、帝国政府の主導による、衛生土木、つまり上下水道の敷設が最重要課題となる。
これを推進したのが、後藤新平人脈の官僚や学者、そして技術を伝えたのがバートンというエジンバラの学校を卒業した人物。
上水道は東京・大阪・京都でも20世紀初頭に部分的に完成した程度、1925年の段階で全国106年であったそうだ。
技術は満洲や台湾でも応用される。というより、植民地新都市のほうが、計画的に推進されるものだ。
以上、ほかにも興味ある論文並ぶが、ここでストップ
田中耕司 編,『岩波講座 「帝国」日本の学知 第7巻 実学としての科学技術』,2006 所収
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます