センター試験(2008年1月19日)地理Bの問題といてみる。
なかに、不愉快な問題(第3問の問6)があったので、過去の下書きをアップする。
ちなみに、わたしの結果は自己採点では、89点だった。(なんとマダガスカルの季節風をまちがえた、とほほ)
同じく世界史Bもやってみたが、こっちは、64点。さっぱりわからん問題が多い。あてずっぽうで解いた問題もあるので、実力は50点くらいってことか。13世紀以前に関した設問は皆目わからない。
こんな問題がわかるなんて、学力低下といわれながら、今の高校生はしっかりしているもんだ。われわれの世代とは段違いにむずかしいことを勉強しているのだな。
英語は192点。すなおな問題が多い。
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ケナフなんて東北タイの輸出用農産物に興味がある人しかしらない、と思っていたのだが、日本全国でしられているのだ。それも学校教育を通じて。
地道な研究を続けている著者がていねいに書いた本である。
正直いって、こんな本が、一般の本好きな読者の目にふれる機会はほとんどないのでは?わたし自身も偶然発見。
一方、本書の参考文献にあげられているように、インチキ・ジャーナリストや御用学者のかいた本が、三流出版社からごろごろ出されている。
それらのクズ本や教師用指導手引きにあふれているのが、「環境にやさしい」「自然にしたしむ」といううたい文句である。
ああ、無力感に脱力する。(脱力しててはいかんのだが。)
念のために書いておきますが、すでにわたしのブログのほかの記事を読んでいるかたには、よけいなお世話でしょうが、ケナフやビオトープが環境にやさしい、とか、こどもたちに生態の多様性を理解させるのにやくだつ、ということは、まったくウソで、逆に生態を破壊し、生物多様性を減少させているのである。
著者は生物学的基礎や観察のしかたを説明し、まちがった指導法とやさしい報道の欠陥を、ていねいに説いている。頭がさがる。感情的に反対したり、罵倒していてもしょうがない。
しかし、やはり、本書の主張する内容は、とどくべき人たちには、とどかない、という無力感も残る。ウェブをみると、ひとの話をきかないひとたちが、ケナフ普及に猛進・妄信しているようだ。
この本をもらった時は自分も小学生だったため、本気でこの本を読もうと思わなかった訳ですが、こんなすばらしい内容ならもっと前に読んでおけば良かった・・・・過去の自分を殴ってやりたいです・・・・><
それにしても、最近はケナフについての話題をあまり聞かなくなったように思います。
この本の筆者も言ってるように、ケナフにだって使い道が無い訳じゃあ無いのです。化石燃料の代わりに使うとか・・・
あと最近はビオトープについての関心の方が高くなってきたように思います。筆者が一番伝えたかった事も「ビオトープについてだよ」らしいですし、
この手の問題で、一番怖いことは、言い方が悪いでしょうが・・・・ろくに実験もせず、かってに植物を過信して、植物に期待する事だと思うのです。そんなことをしたら、人間のためにもならないし、過信された植物もかわいそうです。しかしそんな人たちと話し合いで分かりあいたい物です。・・・将来そんな仕事に就きたいと思います。そのためにはいろんな事を私たちが学ばないといけないと思うのです。そう、筆者の上赤さんも言ってました。
長くなってすいません。最後まで読んでいただきありがとうございました。
こんな古い記事も、ちゃんと読んでくださる方がいるなんて、無責任なことは書けないあ……と緊張してしまいます。Googleの検索なんかからたどりついたんでしょうか?
感想文って、学校に提出する宿題のようなものでしょうか?こんな本の感想文出して大丈夫かな……と少々心配になりますけど。まあ、いいか。