ホリエモン「介護のような誰でもできる仕事は永久に給料上がりません。いずれロボットに置き換わる」
http://news.i-cybernet.com/news-id78755.html
ちがう。誰でも出来るかどうかは関係ない。
匠と呼ばれる町工場の職人は、だれにもできなくても、
たいていは給料高くない。社長のほうが高かったりする。
実は、労働集約型の仕事、たとえば
介護や保育、一品モノ生産(の匠のひと)
などは、給料が安くなる。
ロボットに置き換わるような仕事のほうが、管理職になれば高い。
そのカラクリをみせてあげよう。
・今、100万円の売り上げを立てたいとする。
労働集約型産業で、
10人に対して、10万円のサービスA(接客業を想像すると分かりやすい)が有ったとする
一方
1万人に対して、100円のサービスB(PDFで本を発行するのを想像してください)があったとする
このとき、200万の売上にしたいとする。
サービスAは、接客業なので、サービスの質を落とすか、労働を強化するか、従業員を増やさないと200万にならない。一方サービスBは、原価+広告でいく。ということは、Bのほうが儲けやすい。儲けやすいということは、給料も払いやすいということなのだよ・・・
つまり、多くの人が、低額のお金を払い、さらにスケールする商売は、儲けやすく、給料も払いやすく、さらにお金もたまりやすい=投資しやすいので機械化されやすい。
接客業のような労働集約型サービスは、労働を強化されて、従業員が大変だし、さらに給料も増えない。会社もぼろ儲けしているわけでないので、投資できない。なので、機械化したくても機械が買えず、労働が強化される。介護ロボットが出てきても、お金が無くて導入できない可能性も高いと考えるほうが順当だと思う。