ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

ベンチャー、海外展開、事業再生などでの日本政策金融公庫の使い方

2016-08-02 20:07:05 | ネットワーク
「日本公庫中小企業事業との2016年度の勉強会」に行ってきたので、
その内容をメモメモ




■はじめに

■ごあいさつ 池田副会長
・これで3回目
 海外支援、ベンチャー支援のお手伝い
・中小公庫から借りる場合
 診断士もベンチャーキャピタルに説明できるくらいの力ないと

■司会 村井氏
・事業統括からの挨拶
  診断士:再生支援多い→東京大阪は盛り上がってる
  それ以外も、補助金を取られた人の融資制作
  ものづくり、新連携:優遇
・式次第の説明
 ご利用ガイドで説明
  日本政策金融公庫100%政府出資(3公庫統合)
  中小企業中心に今日は説明
   国民生活事業のほうがなじみある?
  融資以外も;顧客支援サービス
  対象者:幅ひろい
   国民生活との違い;中小企業基本法にもとづき(いわゆる法人)
   国民生活はNPOとかもOK
  融資:貸付期間が長い(最長20年、運転でも15年)
   国民生活は5年以下が大半
  特別貸付
   新事業
   海外展開
   セイフティネット
  東京都:
   環境エネルギー対策・社会環境対応施設=BCP
   →東京:力から入れている
  相談からの流れ
   何を持っていく
    決算書:別表ついたもの
    新規事業の場合:事業計画書
    会社案内:なにやっているか(HPの印刷でもOK)
   →お申し込みのときには、正式の資料がある
   その後、お伺い・調査
  顧客支援サービス
   財務診断サービス:実数が入っている
  ネットワーク一覧
   関東甲信越に東京支店(担当エリアも)

■海外展開資金
・海外展開関連制度の利用者数が過去最高
  海外に出る人
  海外に出なくても、輸出しようという人
 小規模事業
  海外での展示会、日本市の出展
 輸出
  インターネット:とくに中国→越境EC
 海外で事業活動→日本の親会社が日本公庫から借りる
 (日本公庫は現地に直接融資することはしていない)
  スタンドバイ・クレジット制度
   →現地から融資しやすくなるように債務保証
  のびている

・制度の内容
 海外展開・事業再編資金
  円で
 どんなとき?
  ・海外への販売強化
   →これからでていく:展示会、HP作成
    仕入れてあて
  ・海外企業への生産委託
  ・海外への直接投資(現地事務所・工場増設・拡張、出資)
  ・海外展開事業の再編
    言葉やわらかく言っています。見直しのことです。
    例:中国 すこしづつ規模縮小したい、チャイナ+1で再編したい
 限度額
  ・据え置き2年間おける

 派生系:外貨貸付
  米ドルで
  外貨で収入があるのなら、為替リスクを回避できる
 同じ枠で7億2千万・ただし償還期間ちがう、
 割賦償還か期限一括:外貨は自動引き落としができるとはかぎらないので
  お振込み。あんまり動かすと手数料かかるので、6ヶ月、12ヶ月割賦
 民間とどこが違う?
  長期、固定金利(短期ならメイン行もあり)

 国民事業;クールジャパン→低利で
  クールジャパンは規模小さい人も多い→国民事業

 スタンド・バイ・クレジット制度
  信用状発行:債務保証
  日本国内で日本公庫に申し込み
  現地は現地で審査受けてもらう
  日本国債と同じ格付け
  国によって、金利はちがう:日本は低いけど、インドネシアは・・・
   注意:為替リスクのほうが大きいことも 例:今の日本100円?
  お申し込みの前に認定を受ける必要アリ
   経営力向上計画:書類審査で終わる。2ページくらい
   4億5千万

 農林事業:輸出支援

 事例
  農業:TPP関係

 スタンドバイクレジット事業
  現地で借り入れ→金融機関の取引ができる:与信を受けて
   タイだけでなく、ベトナムでも

Q&A
 スタンドバイクレジットの保証料は
  保証協会だと0.5%だけど
  経費と信用状況
  優良な会社だと考えられるけど、
  多くの会社はもっとだよね・・・


■新事業・ベンチャー
・平成17年くらいから携わってるけど、浮き沈み激しい
・政策金融の的確な実施
 国の政策:ベンチャー支援に積極的
  ベンチャーチャレンジ2020
  今なぜイスラエル:GDPに占めるベンチャー投資
   →一番はイスラエル
    1人当たり:科学者・技術者No1、R&D投資No1
    なすだっく:出身企業2位
  軍事産業の民生:IT、セキュリティ多い。最近自動運転
   →画像解析技術
  韓国も多い。日本は増えているが、まだまだ低い
・平成24年:新事業室 先行してリスクをとっていく
  既存の融資判断できないものがある
  9名→17名まで増員

・VCのステージ
  シード:民間VCからの出資
  アーリー:研究開発終わり、これから売っていく→ここ
  エクスパンション
  レーター
 これから売っていくところ:決算書赤字
  一歩踏み込み融資の検討

 審査のポイント:3つ
 (1)償還の見通し:一番重要なのは販売に基づく利益計画
      →事業計画と月次ベースで損益計算書
       半年、1年後黒字になって安定する?

 (2)資金使途:なんにつかうの?がぴったり合っているか
     設備投資
     宣伝広告費、人材
    →経費かけすぎてませんか?

 (3)呼び水効果はありますか?
     民間がついてこないと・・・
 →人によって表現は違うので・・

 業務内容
  ・事業計画のブラッシュアップ
  ・審査

 取り組み実績:割愛

 事例
  1:センサー会社 資本性ローン
  2:FiNC(ふぃんく)トレーナー社長
    モバイルヘルス 資本制ローン
  3:八楽(やらく) 機械翻訳+人間翻訳
 →共通する特徴:クラウドソーシング
   専門家のアドバイス;クラウドソーシングで
   人間翻訳:クラウドソーシング
 強み以外は、外部へ

 3つのクラウド
  クラウドソーシング
  クラウドコンピューティング
  クラウドファンディング

・どういう制度をもっているか
 特別貸付
  事業化後、7年以内
 パターン
  固定金利型貸付:証書貸付 特別利率3(いちばんひくいの)
  資本性ローン:擬似エクイティ(出資に近い融資)

 審査会:新規性・成長性
  →特許・実用新案、SBIR(ものづくり補助金も)で省略

 新事業育成資金:増えている

 資本性ローン
  特徴
   期限一括で無担保、無保証
   自己資本とみなすことが出来る→増資したのと同じ効果
   金利の設定:間接金融期間と逆の発想(配当と同じ発想)

 本年度変わったところ
  融資利率かわった

 ベンチャー支援連携
Q&A:
 ストックオプションをくれといわれる
  →VCと希薄化するよね、
今日の説明で省略;新株予約権付融資
 資本性ローンでリスクとりきれないときにつける
 ただし、もうける気はないので、すくないはず・・

■再生支援

・部署紹介
 日本公庫:再生案件を東(関東甲信越まで)と西にわけている
 総合支援:おもたいもの・・・

・地域金融機関との連携
  民間金融機関の連携必須
   再生協議会に持っていく
   新規取引
  再生ファンドとの連携
   東京中小再生ファンド
  DES:なかなか使ってない・・・H18解釈変わった
   →使い勝手

・再生支援協議会持込み
 社長の首に鈴をつけるのは、結構大変
  費用
  頭下げる
  成果保証されない
 →公庫にサポート
 民間から見た、公庫の活用事例
  協議会にはいるから、からぽんにしたいわけではない
  検証がたにしたい(あんまり費用負担したくない)
  信頼関係がどれくらい強いか

 事例:メイン行に借り入れされて、土地とかを買った
    その借金がかさんで、債務超過
    公庫はシェアないけど、メイン行との間に入って、
    社長のクビに鈴を付ける→結構ある
    DDS
 ・なかなかこう着状態→公庫に意見聞いたら?

 外部専門家とのパイプ

 事例:債務超過を何とかしないと・・
  会社内でも異論
  協議会に入ると・・・DDSにしり込み
  →銀行はDDSにするとハードル高い(引き当てしていない場合)
   公庫が銀行に:DDSの説明

 協議会を関与させないケースも

 事例:自律で解決できない
   銀行は、資金融通
   資本制ローンも使えない
   DDS:長期的安定

 ・抜本再生、上手くいかない事例の共通点
 DDSをいれても上手くいかないことも
 (1)事業デューデリが雑:どこで儲かっているか数字で把握できていない
    →SWOTでごまかす、売上だけ:数字で強みを把握しないと
    →守るべきところはどこなのか
    部門別採算:数字を作っている場合も→それをもとに再生計画

 (2)アクションプランが雑
   アクション項目の責任者が社長→は、あたりまえだよね!
   HOWが数字で示されていない

・新規融資
 上位3行でDDSそれで、新規融資?
  3:10:10で進むのが崩れた
  3:5:10(実抜計画)
 →資本性ローンを入れる
  協調すると、両方(メイン行、公社)ともにやりやすい

 第二会社方式
 資本制ローン+スポンサー
 →協調・連携がキーワード

 ・資本性ローンとDDSの違い
   資本性ローンは新しいお金出る
   資本性ローンの金利は成功報酬型、DDSは事務コスト
   →破綻懸念先に資本性ローンは出せない
   資本性ローンは私的整理だと、一般債権

・再生ファンドを使う
  事例:ついていかない銀行をファンドが買う

・DES
  H18まで債権カット
  今:ガバナンス

・円滑化法が終わってから

Q&A
 DDSは全額やるの?
 非保全債権の一部をやる

■事業承継
事業承継のポイント
(1)高齢化
(2)相手方が変わっている
(3)した会社、してない会社で収益率に差が
・1990年;平均54歳→59歳 後継者いない在任長くなる
・親族ない承継9割→従業員20人以下は75%、20人超えると55%
・2016年版中小企業白書 収益率に差
 意識調査:若い経営者ほど、積極的にリスクとる。経営者ほど世間にあわせる

・事業承継の制度2つ
  事業承継する:事業承継・集約・活性化支援資金
  あらたなとりくみ:新事業活動促進資金

・事業承継・集約・活性化支援資金
 事業の譲渡:企業買収:基準金利、計画書出すと特別1
   基準金利・特別1、2、3
  親族内にいない 特別1(小規模事業者 特別2)
  自己株式取得
  個人事業主がなくなった
  持ち株会社
 平成20年 中小企業経営承継円滑化法 特別1
  →去年2件だけ。あんまりおおくない
 金融機関の個人補償免除を断られた:特別利率1

・新事業活動促進資金:承継第二相続
 特別利率2

 事例:
  同業者
  経営陣
  役員の持分どうしましょう
  株式分散リスク
  承継第二相続:民間銀行からの協調




あわせて読みたい

日本政策金融公庫 中小企業事業の話:資本性ローン(5年等無担保無保証一括払い資本参入)がすご!
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/69f3214e4a462cade56172f4ae1b65a7

投資育成株式会社と経営継承円滑化法について「事業承継セミナー」で聞いてきた!
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/bf7ec32332332cbc0b98955aaa24d637

経済産業省的には、IoT/ビッグデータ/AIで、ベンチャーによるイノベーションなんでしょうか・・・
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/42e6905bb562de92e557b3ad21d70d86

ここで、「補助金をもらうだけで、大企業は話を聞いてくれる 一番安いのは、紙切れ1枚」
とかいてあるが、これは、経産省は、借り入れとかするのの認定をだすのが(紙きれ一枚)
安い事業なので、どんどんやっていきたいといという意味

で、その例として、最近「経営力向上計画」が話題。これが認定されると(2枚くらいの
紙を書けばよい)日本政策金融公庫【略称:日本公庫】の融資が受けやすくなったりして、
日本政策金融公庫が引き受けると、それが呼び水となって、民間金融機関が貸してくれたり
する。


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テスト自動生成で考えるべきこと概論

2016-08-02 10:59:55 | Weblog

単体テスト、結合テスト、総合テストの違い
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/109e2e397ff8484af0b8ab1a5c1d040e

を書いた後に、各テストにおける自動生成について書こうと思ったんだけど、
その前に、自分にとっては当然だけど、社会にとっては、当然出ないことが
あると思うので、それについて、ちょっとまとめて書くことによって、
テスト自動化の概論みたいなことを書きたいと思います。




■テスト仕様書から、テストを自動化している「のではない」

例えば単体テストの仕様書から、自然言語処理などをして、JUnitのテスト項目を
「出しているわけではない」
自然言語処理すると、絶望的に難しくなる。

単体テスト、結合テスト、総合テストの自動化は、以下の手順で行う

(1)決定表など、自動化しやすい形で、Excelなどにつくっておく
(2)(1)から、テスト仕様書を自動生成する
(3)(1)から、テスト(JUnit等)を自動生成する
(4)必要なら、(1)からデータなどを自動生成する
(5)(3)を実行する
(6)(5)のエビデンスを取る

仕様変更が有る場合、(1)の決定表などを修正し、テスト仕様書と、テストを自動生成する
だから、仕様書とテストの内容が一致する。

それに対し、回帰テストは、上記単体テスト、結合テスト、総合テストで
自動化されてできたテストの中から抜き出して、テストを行う。

この決定表、自動化することをにらんで、あらかじめ自動化しやすい形で表をつくる。




■テスト項目は、固有要件 X テスト観点(共通要件)の組み合わせ=表になる。

 その際、単体テスト、結合テスト、総合テストでは、機能もテスト観点も異なる。

 単体テストの場合は、関数レベル(またはメソッドレベル)でテストする。
 その場合、テストすべき関数・メソッド(以下、関数と記す)の固有要件とは、
 関数らの入力と出力である。具体的には
   関数の各引数
   関数に入力するファイル
   関数に入力するDB
   関数に入力するメッセージ(通信)
   関数が出力する返り値
   関数が出力するファイル
   関数が出力するDB
   関数が出力するメッセージ(通信)
 になる。これらのテスト観点として、同値・境界値があるが、それらの使い分け
 とXのさせ方は、単体レベルのときに記述する。

 結合テストの場合は、
   サーバーなどのAPIテストの場合は、関数がAPIに変わるだけで、単体と同じ
   画面の場合は、画面入力・出力項目のテストのほかに、イベント(ボタンクリック)など
 が固有要素となる。このときのテスト観点は、入力項目は、その項目の型によってちがう
 (例:チェックボックスの境界値??はないよね)

 総合テストは、機能要件と非機能要件に分かれる。
 機能要件は、要求仕様時にフォーカスした業務ができるかどうかになる。
 非機能要件は、非機能要求グレードや品質特性などに基づいてテストすることになる。この場合、固有要件は大きなシステム、サブシステムレベルになる。




■テストフェーズによって、自動化するものが違う

 単体テストの場合は、仕様書とxUnitのテスト内容(ドライバ)を自動生成する
 呼び出すスタブ(ダミーモジュール)は自動生成することもある。
 スタブには2つの目的というか、ケースがある
  (1)リンクする為に呼び出される。固定値を返せばよい
  (2)特殊なテスト(SQLエラーを確実に返す)ために呼び出される
     何かの値、ファイルがあったら、Exceptionを返すなどという形で設定される

 結合テストの場合は、仕様書とスクリプト(たとえば、seleniumを実行させる為のとか)
 を生成する形かな・・

 総合テストはスクリプトだけど、自動化というよりか、ごみプロを作成する
 (1000回呼び出すために、1000回書くのは面倒なので。。。。)

 回帰テストは、Jenkinsで構成管理が走ったときにテストするという意味での自動化
 であり、Jenkinsで実行してもらうスクリプトを書く。

 ということで、自動化のために、なにを作るのかが異なる。




このぐらい意識あわせをしておけば、各論に入って大丈夫かな・・・
 

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