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ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

町工場こそ、Industry4.0

2015-12-16 11:59:45 | Weblog
Industry4.0というと、まるで、大きな製造業のイノベーション話
のように聞こえるけど、

インターネット入れて、企業で連合しましょう!
って言う意味なら、むしろ、大田区、墨田区あたりの町工場に
向いている話じゃないかなあ・・・




量産は海外に取られてしまうので、
日本の町工場は、研究や商品開発の試作とかのお仕事に進出して
いかなくちゃ行けない。
でも、その場合、1社で全部が出来るわけではなく、連携が必要になってくる。


たとえば、製品試作の場合、3Dプリンターだけで済むわけではない。

3D プリンタ、切削加工、射出成形の効果的な使い分け
http://www.protolabs.co.jp/resources/injection-molding-design-tips/japan/2013-03/

にあるように、それぞれに特徴がある。

しかし、昨今、CADデータがあって、それをネットで共有できれば

まず、デザインを決めたい・・・3Dプリンターで出して確認する
デザインが決まったら、機械的、電気的、化学的、熱的等テストしたい・・・切削・研削
これでOK!量産可能?・・・射出成形

と試作の段階で3Dと切削・研削同時に確かめることも可能になってきた。




つまり、

■CADデータをDXFファイルでクラウドに格納すれば

(1)3Dプリンタ

まず

DXF形式のファイルを3Dプリンター用のSTL形式に変換してみる
http://wisteriahill.sakura.ne.jp/3dprinter_dxf/index.html

で、STL形式にして、3Dプリンタ出力

(2)切削・研削
MasterCAMに読み込ませれば、
Gコードを吐き出すポストプロセッサライブラリがあったと思う。
オークマさんとかは、ポストプロセッサ売ってる
とにかく、そんなかんじで、あとはNCに(複合加工機に)

(3)射出成形
 金型をCAMで作る。あ~くわしくない・・・ごめん(^^;)

ってなかんじで、ちがう加工法でも共通のデジタルデータをもとに、作業できる
その上、1社で(1)~(3)をやる必要はない
(1)、(2)、(3)それぞれを担当する町工場が企業連合を作って受注すればよい
あとは発注元は、クラウドに対してデータを投げればよい。




ってなかんじで、Industry4.0でクラウドを介してインターネットで
設計データなどを共有できれば、町工場が企業連合を作って、様々な
加工を迅速に出来るようになる。

あとは、どうやって企業連合をつくり、受注するかだけど、
その辺がクリアされれば、Industry4.0のIoTとはちょっと違うけど、
インターネットによる町工場の高度化・受注機会拡大は出来ると思う。

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