「デジタル時代に用済みとなるIT部門とSIer」を聞いてきた
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/31722d757766cd907760d59b837a8b10
の中に、「SIerの余命は5年」ってあるけど、これは、どうか分からないけど、
感触的に、大規模開発の余命は5年ぐらいじゃないかな?と思う。
その後は、ある程度の規模の分散システム+システム間連携に移っていくと思う
・・・っていうか、もうかなり移っているんだけど(クラウドファーストはその例)、
まだ、大規模基幹系は残っていることは残っている。
そして、開発として、統合化しようという考えもあることはある。
でも、そのうちそれらの考え方も大転換して、分散システム+システム間連携に
なるんじゃないか?
どうしてかというと、前の
なぜウォーターフォールからアジャイルになったか(要求分析が一発で決まらないか)?
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/98abb14fe089f7b82ba04b18ce1b97a7
に書いたとおり、環境が変化していくので、大規模開発で開発期間が長いと、その間に
環境変化して、不適切なシステムになってしまうから。急激な環境変化をフォローしていく
システムとなると、開発の周期(=バージョンアップ)を早めなくてはならず、そうなると
1周期の期間は、おのずと短くなる。
だから、大規模開発はできず、分散システム+システム間連携に移っていく
たとえば、銀行の勘定系大規模システム開発だと3年とか、もっとか?かかるわけで
そうすると、その間にFinTechとかでてきて、そのFinTechに対応できない。
大規模システムが出来て、その後対応しても、その間にFinTechも進化し・・・
となり、開発期間が長い大規模システムは、いつまでたっても、FinTechに対応できない
で、大規模システムでないとすると、事業部門でもシステム開発できちゃったりする。
さらに小規模システムなら、ハードウェアもネットでPC購入やクラウドで済んでしまう。
いままで、システムは垂直統合で、
ハード(汎用もPCも)をSIerさんから購入→ソフト開発も・・・
という構図だったけど、ハードがネットだと、ソフトの人材もネット?とにかく、
いままでのしがらみが無いのでSIerさんに頼まなくてもよくなる。
そうなると、SIerさんは、仕事が無くなり・・・
・・・「SIerの余命は5年」もありえるかも?