シリーズ「開発の初めから順番に書いていってみる」の続きです。
設計手順には、要求分析、外部設計、内部詳細設計・プログラミング、単体テスト、結合テスト、総合テスト、運用テスト及び運用とあります。
前回までで、要求分析と、外部設計がおわりました
外部設計までは、
ここ http://www.geocities.jp/xmldtp/index_kaihatsu.htm
にまとめてあります。
前回から、内部詳細設計で、前回は説明でした。今回は成果物です。
■詳細設計の成果物
といいましても、詳細設計の場合、詳細設計書がある。。
他には、コーディング規約とか、プログラムの命名規約も、成果物?といえば成果物??
コードの定義なんかも、外部設計というより、ここっていうこともあるけど。。
でも、基本的には、詳細設計書ですねえ。。
■詳細設計書と自動生成
で、詳細設計書は自動生成されることがあります。
1つは、プログラムから自動生成されるケース
もうひとつは、外部設計書から、詳細設計、プログラムが自動生成されるケース。
前者のほうは、手順が逆なので、ドキュメント生成のための手段というかんじ。。
後者のほうも、ドキュメント生成のための手段ではあるけど、これは、手順的には合っていて、手順を自動化しているっていうかんじ。
■JavaDoc
なお、最近の風潮として、詳細設計を詳しく書かず、JavaDocで済ませるっていうケースも多いですね。
この場合、とりあえず、外側だけ作っておいて、JavaDocを生成し、関連する人たちに配って、後で中身を書くという話もある。。。
■コーディング規約とログ、assertなど。。
一方、コーディング規約についてですけど、まあ、これは本来外部設計のフレームワークに関することなわけなんで、外部設計のドキュメントといえるかもしれません。
すくなくとも、プログラムに入る前までには決まっていないといけませんが、そこに書かれる内容としては、
・命名規約(これは別にあるかも。。)
・コメントの書き方
・ログのとりかた
・デバッグ用になんかやるときの話(assert、コンパイルオプションなど)
・ロック・トランザクション処理の話
・コンパイル上で、なにかあれば。。
・バージョンの切り分けなどで、何かしていれば。。
・パターン上の注意点
・共通エラー/例外処理・メッセージ処理
などなどです。
■富士通の公開しているフレームワークでは。。
で、いつもどおり、富士通の公開しているフレームワーク
標準化規約
1.ComponentAA開発標準
http://segroup.fujitsu.com/sdas/technology/develop-guide/1-caa.html
で、詳細設計の成果物をみてみます。
PS工程というところがそれにあたります。
ここでは、
PS01 Webハンドラロジック定義
PS02 CBSハンドラロジック定義
PS03 バッチロジック定義
となっています。ロジック定義とは、一般の詳細設計の内容です。
で、これは、利用するフレームワークというかパターンというかによって、詳細設計書をわけているので、3種類になっています。
このように、フレームワークの違いや形式がちょっと違う部分があった場合は、書きやすいように詳細設計をかえるのが、やりやすいですし、自動生成をする場合でも、しやすいと思います。
■ということは、言語によって仕様書は変わるということ
ということは、言語によって仕様書は変わるってことです。
COBOLとJavaを一緒の仕様書では。。かきにくいですよお(^^)
といっても、詳細設計書の中身については、書いていませんね。
次回、これについて書きます。