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Bourgogne Blanc Benjamin Leroux 2011

2014-12-22 00:00:00 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Blanc Benjamin Leroux 2011
Bourgogne Blanc Benjamin Leroux 2011
パンジャマンは、非常に才能の溢れるドメーヌ・デュ・コント・アルマンの醸造責任者でもあります。ボーヌの交差点のすぐ近くにあるドミニク・ラフォンと共同の建物で、彼自身のネゴシアンとして、2007年にパンジャマン・ルルーのファーストヴィンテージをスタートさせます。

彼は赤、白のぶどうを独占購入、樽での購入はしません。ブドウ栽培にこだわりを持ち、畑に何度も足を運び栽培者と協力し理想とする栽培方法、農薬の制限を徹底しています。畑の6割以上がリュット・レゾネ、残りはビオロジック。ビオディナミを展開するドメーヌの畑(オークセイ・デュレス)からもわずかながら、ぶどうを入手しています。

アペラシオン以上のより格上の畑に隣接し、同様の土壌基質から極めて高品質のぶどうを得ることができているのも特徴です。ボルドーのシャトー・コスディストゥルネルでもワイン醸造の多くを学んでいただけに彼の造るワインは、コント・アルマン以上に完成度があります。

ネゴシアンでありながら、アペラシオンの個性を忠実に表現するフロンティア精神が形となっています。今後、彼の造るワインたちがどのようになっていくのが楽しみなバンジャマン・ルルーです。

下記、「山本昭彦氏のワイン・レポートのブログより」抜粋
バンジャマンは白ワインが好きで、コント・アルマンの醸造責任者に就いてから、白ワインを造りたくて、様々な農家と交渉したという。その経験が2007年にバンジャマン・ルルーを立ち上げるのに役立ったという。コート・ド・ボーヌの知名度の低い畑を探索すれば、いい黒ブドウを栽培している農家から安く買えそうな気がする。  2月のボーヌ。彼の本拠地を訪ねた際に、印象的だったのは白も赤も同じくらいうまく造ること。瓶詰め前のブレンド用タンクからの2012年試飲だったが、いずれも完成度が高く、すきがない。彼を発掘したジャスパー・モリスMWが言うように、稀有な才能だ。両方うまく造れる造り手はほんの一握りだから。ブルゴーニュ専門の評論家アレン・メドウズが「次なるアンリ・ジャイエ」として挙げたのは、バンジャマンとジャン・マリー・フーリエだった。ジャスパーも疑問を呈していたように、フーリエが本物の天才かどうかは見守る必要がある。私の経験から言えば、バンジャマンは本物だ。ジャイエの後継者かどうかは別として。そもそも、ボーヌの花屋から醸造家になったバンジャマンは、ジャイエの影響を受けていない。それは本人も断言していた。オレは自分の道を行くんだと断言していた。その姿勢も潔くていい。


リアル・ワインガイドより
今飲んで89 ポテンシャル89 飲み頃予想 今~2023
ACブルとははっきり言って全く思えない。クリーミーで透明感たっぷりの目がよく詰まった香り。白桃、柑橘、甘いミツ、ミネラルがきれいに香る。口に含むと液体には心地よいコクが有り、そして美しい。その液体にびっくりするほど味が良く乗り、映像が極めてクリア。これはとんでもないACブルだ。めちゃくちゃ美味しい。

スクリューキャップです。
ワインショップ・フィッチより)





ワイン会にて
抜栓日:2014年12月9日
色合いはレモンイエロー。柑橘系の香り、やや薄いレモンの香り。樽香は上品でした。香りの印象からはどちらかと言うと寒い地域のワインと想像。酸がしっかりとあってとてもエレガントな味わい(実は自分的に酸は穏やかに感じましたが、これが結構酸が強いと周りから指摘されました。)特徴的なアロマが感じられなかったのですが、直感で、ドイツのシャルドネと回答。ブルゴーニュ・ブラン、まさにいま話題の造り手でした! なるほど!!勉強になります。ブルゴーニュ・ブランも造り手によってほんと味わいが違います。