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Kitoushi Higashikawa zWine 2013

2014-12-18 00:00:00 | 日本
Kitoushi Higashikawa zWine 2013
Kitoushi Higashikawa Wine 2013 Part1
2013 東川ワイン「キトウシ」は東川町キトウシの山の麓で栽培された東川町産ブドウ100%のワインです。東川町キトウシにも生息し、昔から森の神様として愛されてきたエゾフクロウの様に、皆様に愛されるワインへの思いをラベルに込めています。

ブドウ品種:セイベル13053
収穫地:北海道東川町産100%
収穫日:2013年10月12日、19日
製造過程:ぶどう選別、手除梗、手破砕100%
       ステンレススチールタンクで発酵。
       野生酵母100%24日間醸し、補糖少々。
       圧搾機による低圧プレス
       乳酸菌発酵は100%野生菌で。
       澱引き、ブレンド少量の亜流酸塩添加(注:パンフレット通りにタイピング。亜硫酸塩だと思われます)
       無清澄剤、無濾過ビン詰め
原材料:葡萄、グラニュー糖、亜流酸塩(50ppm)((注:パンフレット通りにタイピング。亜硫酸塩だと思われます)


 キトウシヴィンヤードは二つの区画からなっている。キトウシ山の麓のなだらかで風通しの良い南向き斜面に位置し、25年ほど前に植えられた老木たちからなる通称7線と呼ばれる畑と、水はけの良い平地部分に植えられた比較的若木たちからなる二つのセイベルの畑である。これらの木々に粒は小さいが、風味の凝縮した果実を付け、それが力強く深みのあるワインへと変わるのである。

ヴィンテージ
 2013年は北海道の典型的な気候だった。お盆が過ぎると突然、夏が終わりを告げ、その後は収穫まで北海道らしい秋が続いた。東川町でも、日中は暖かく、雲ひとつない青空が広がり、夜はしっかりと気温が下がったおかげで、ブドウが十分に熟すまで樹につけておくことができた。その結果、このヴィンテージらしいイキイキとした果実味と、丁寧に栽培された葡萄に特有の円熟味を併せ持つワインが出来上がった。

テイスティングコメント
 2013Kitoushi セイベル赤は、残念ながら低い評価を受けがちなぶどう品種が、本来持っている可能性を見せてくれる。赤と黒のベリー類を思わせる香りと、強い花の香りの終わりに、かすかな煙っぽさが漂う。口当たりは豊潤でフルボディ。後味は長く、非常に酸のバランスが良い。
 今飲んでも美味しいが、少なくとも7年は熟成が期待できる。

食べ物との相性
 がっつりした料理との相性が良い。鹿料理、炙りソーセージ、ビーフシチュー、鴨のつくね、青椒肉絲、そして北海道産の美味しいチーズなど。

美味しく飲んでいただくために
 16℃から18℃くらいの少し低めの温度で召し上がっていただくのがおすすめ。
 ご留意いただきたいのは、このワインは農産物であるということ。人の手の介入を最小限に抑え、畑とヴィンテージの特徴を十分に表現している。無菌ろ過、強い清澄処理など、風味をこそげとってしまう処理は行っていない。それだからこそ、22℃以下の環境で、注意深く保存していただきたい。熟成とともに降りの沈殿が見られるかもしれないが、ワインの風味に影響するものではないし、それこそが、工業生産品ではない証しだと受け取っていただければと思う。

データ: 残糖:0.12 gm/100ml  アルコール:11.5%  ビン詰め本数:2,820本(as750ml)

販売者:(株)東川振興公社(北海道上川郡東川町西5号北44番地)TEL0166-82-2632
製造元:合同会社 10R(北海道岩見沢市栗沢町上幌1123番地 10)
(パンフレットより)




東川町、地元産ぶどう100%ワイン製造へ
2013/10/9 20:36

 東川町は地元産ブドウ100%使用のワイン製造に乗り出す。岩見沢市の農場、醸造所に栽培管理の指導や醸造を委託。11~12日に町内で試験栽培したブドウを収穫、出荷する。2015年春をメドに商品化する計画で新たな特産品に育てたい考えだ。

 同町はこれまで東川振興公社圃場の町有地など1.8ヘクタールで赤ワイン用のブドウ品種、セイベルを栽培。北海道ワイン(小樽市)が他産地の品種と合わせ生産している。

 今春からナカザワヴィンヤード(岩見沢市)、10R(トアール)ワイナリー(同)と提携。東川町の土壌、気候に合わせたセイベルの栽培や管理方法などの指導を受けてきた。収穫、出荷後は10Rワイナリーが東川のセイベルだけで醸造、商品化する。

 収穫量に応じ、初年度は2500~3300本(720ミリリットル)を生産。町内だけで飲めるご当地ワインとして販売する。ピノ・ノワールやシャルドネなどの栽培や生産にも取り組む計画だ。
日本経済新聞より)

Kitoushi Higashikawa Wine 2013 Part2

Kitoushi Higashikawa Wine 2013 Part3






(*)東川振興公社より3本購入。2,500円/本 そのあと、ふじスーパー東川店で1本購入。
抜栓日:2014年12月7日
コルク:汎用のコルク。何も刻印されていませんでした。
液漏れ:液漏れ、染みなし
グラス:オープンナップのユニバーサルテイスティングを使用しました。
 
色:やや濃い目のパープルルビー。あまり艶やかさがありません。
エッジ:エッジから中心部にかけてそんなに色の差がありません。
脚:そんなに粘稠度は高くないようです。
 
香り:最初、古いチップ材の香りのような印象がありましたが、すこし温度が上がってくると、ややスパイシーな、シナモンのような甘めの香り、その後にグスベリのような野生っぽいベリーの香り。なんとも木の実を連想させるような甘めの香りがしてきます。素朴で優しい香り。なんか森のなかにいるような感覚になります。ほんの少しのキャンディー香。娘さんは「よくわからん」と言っていました。小一時間もすると、ちょっと酸味の強いラズベリーのような香りが混ざってきました。
 
タンニン:歯茎に感じる渋味はなし。
 
味:優しいですが、程よくしっかりとした酸があり、香りの要素の味わいが口の中に広がります。なんとも落ち着いた、優しいニュアンスの味わい。すぅ~っと喉に流れていって、アフタにモカのような、ちょっとスモーキーな感じがします。程よいミネラル感が口の中に広がります。ワイン単独で楽しむにはすこしばかり軽めの印象ですが、食事とは、どんなタイプの食事でも合うんじゃないかと思います。1時間半くらいで、ちょっと酸が前面に出てきた感じです。
うちのママちゃんは、「そんなに素朴かなぁ~? ジュースみたいだよ、これワイン?」と言っていました。
少し日にちをかけて飲んでみたいと思います。

2日目、香りの要素はさほど変わることなく、なんとなくナッツのような、くるみのようなそんなニュアンスと、若干の酸化香、木のチップのニュアンスを感じます。味わいは酸がすこし際立ってきた印象ですが、食べ物と合わせて飲むにはとてもいいです。これ、マセラシオン・カルボニックで醸したんじゃないのかな?
中一日開けて4日目、そして5日目、あまり印象変わらず飲めます。
6日目、なんと、けっこう瓶の底に澱が付着しています。瓶熟のおかげなんでしょうか。これがまたこの日がもっとも味わいとして柔らかく、果実味と酸味のバランスがとれていて円さの感じる味わいでした。






抜栓日:2015年2月17日
色は鮮やかなパープル。香りはほんのりとキャンディー香のようなニュアンスを感じます。あと木の香りの印象。グスベリの香り。ちょっと単調。参加者から一口目「すっぱい!」の一声。酸がしっかりです。ほんのりとした素朴な果実味があります。ま、ジュースっちゃ~ジュースかな。やっぱり自分は素朴な味わいだと思いました。