仙台ラーメン最強伝説

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ちぃぜる(岩手県大船渡市)

2017年01月27日 | 岩手県

ラーメンの鬼こと佐野実氏が生前付き合いのあった醤油蔵のある岩手県陸前高田市「八木澤商店」に先日行ってきました。

久々。|佐野実オフィシャルブログ「ラーメンの鬼 佐野実厳選ブログ」powered by Ameba

佐野氏の弟子が営む東松島市「支那そばや」でもこちらの醤油を使ってると言われておりとにかく由緒ある凄い醤油蔵なんです。

 

という事でこちらが「やぎさわcafe」

…ず、ずいぶんポップになられて…

明るく振る舞っておられますが(?)何しろ津波の被害が甚大でカフェ開店までに大変な苦労をされたそうです。物販コーナーで「奇跡の醤(ひしお)」の小瓶を購入させて頂きました。

奇跡の醤(ひしお)の販売のお知らせ | 八木澤商店ブログ | 八木澤商店



そしてカフェでは以前からずっと食べてみたかった「しょうゆソフトクリーム」を頂きます。

濃厚なミルクの風味に八木澤商店の醤油がブレンドされておりまるでキャラメルのような風味に仕上がっています。コクが有って仄かで甘すぎないバランス感が絶妙。名前がキワモノっぽいですが味は正統派。これは旨い。

陸前高田に来たら「やぎさわカフェ」の「しょうゆソフトクリーム」オススメです。自分もまた食べに来たいと思います。

カフェから元市街地の方を眺めますと、道路はトラックが行き交い山は土肌が露出していてまだ少ない建物もプレハブの仮設ばかり。復興がまだまだ道半ばな事が見えてきます。

仙台に居るとなんだかもう昔話のように思ってしまいますがたまに三陸に来ると身が引き締まる思いがしますね。

 

 

ソフトの後は陸前高田から大船渡へ移動してお昼のラーメンを頂きます。

大船渡市では2010年から地元産サンマを用いた”さんまらーめん”を市をあげてプッシュしており、市内複数のラーメン店でそれぞれ異なるオリジナルな”さんまらーめん”を頂くことが可能です。

大船渡さんまらーめん | 大船渡市

ラーメンで町おこし!大船渡「さんまラーメン」が熱い | 恋の三陸 列車コンで行こう!

共通価格700円というリーズナブルな価格も有り難い。以前「宝介 大船渡店」で「さんま味噌ラーメン」を頂いたことが有りますが他の店にまだ行けてなかったので、今回は大船渡市の中でも陸前高田市に近いロケーションにあります「ちぃぜる」へ行ってみます。

さんりく観光情報:いわて三陸観光情報ポータルサイト

お店は休止中の細浦駅近くに有りまして店に通じる小路がちょっと分かりにくいですが、この旗を目印に細い道を丘の方に入っていけば辿り着くことが可能。小高い場所にあり車がほぼ通らない長閑なロケーションの中に店舗が有りました。駐車場も分かりやすい。

 

隣家の軒先では風格のある猫が日向ぼっこしてました。・・・目つきがやたら鋭い(汗)

ちぃぜる」店舗はお洒落なログハウス風建物で10名位の席数有り。

メニューはいろんなランチが楽しめるカフェのような感じでラーメンのみならずオムライス、ピラフ、グラタン、やピザ、そして牛丼、炒飯など多彩です。トースト、ホットケーキ等の軽食類も充実。

 

今回お目当ての”さんまらーめん”はこちら

1日5食限定「うみの恋人らーめん」700円

メニュー名が良いですね。これを男一人で食べに来たのが我事ながらじわじわ来ます(笑)

 

まず貝殻に載せた特大の三陸産ホタテが目をひきます。ハート形のサンマのつみれも美味しそう。

海藻類がぎっしり敷き詰められていてこれこそ海鮮ラーメン!これで700円はお得過ぎます。

スープは醤油系ですがいわゆる動物系はほぼ感じず主に海産物の旨味出汁が強く強く効いていて、布海苔(ふのり)とワカメの出汁が滋味深く身体に染みていきます。

とことん海の物にこだわった個性的なスープにはスタンダードな中華麺が合わせられます。加水率中~高でツルツルと喉越しがよくスープに上手くマッチしています。

特筆すべきはサンマのつみれ。手作りでしょうね。ハート形という事で恋人と食べに来るべきアイテムなのでしょうけれども一人で食べたって味は同じ(と強がってみる)

味噌を効かせた強めの味付けがされておりかなり美味しいです。サンマと味噌って合いますね、絶品。

三陸産ホタテは身がプリップリしてます。ヒモも味があるなぁ。贅沢な味わい。

という事でスープまでしっかりと完食。食後貝殻をじっと眺めていたらこのラーメンの謎が解けました。そうか”うみの恋人”って武田久美子の事だったのか(←違います)

 

# カウンターにアベノミクスのファーストレディ安倍昭恵さんのサイン色紙を発見。津波の被害が酷かったエリアですので視察に来てたりしたのかな。

そして壁に飾られたユニフォームは岩手県盛岡市出身のサッカー選手・小笠原満男さんのもののようです。サインの日にちが震災後すぐですね。お見舞いに来られたのかな?

 

 

津波で壊滅した大船渡市の鉄道はまだ復旧しておらず、お店の前を「BRT(バス高速輸送システム)」専用道路が通っており丁度バスが通り過ぎて行きました。「ちぃぜる」の場所は道の行き止まりになっていてこのバスが1台通ったきりで、それにしても長閑です。

正午に防災放送でウェルナーの「野ばら」が流れてきましたがそのメロディがとても物悲しく聞こえてきて少し寂しい気持ちになってしまいました。こちらも復興はまだまだ道半ば。

防災行政無線の音楽

隣家を見たらさっきの猫がまだ居て「また来いよ」と言われているような気がしましたが(←気のせい)ごちそうさまでした。

(16/11/25)
ちぃぜる/岩手県大船渡市末崎町字内田7-2


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