(前回の続き)豊洲でイタリアンな一杯を頂いた後は豊洲周辺をくるくるとドライブしてみます(←おのぼりさんだから)
ゆりかもめの高架橋が終点・豊洲駅前交差点で終わってるんですがその先端が勝どき方面に曲がっているのが気になって調べてみたところ元々勝どきまで延伸する予定が有ったらしくその後地下鉄計画に押されて採算性が疑義の対象となり延伸は無くなったんだらしい。へーそうなんだ。
都心のドライブって案外楽しい。ただし夜に限る。昼間の渋滞道は勘弁。夜の台場や銀座・六本木を高級車に混じって軽で走り抜けるのも最初おっかなびっくりだったけど最近は慣れて寧ろ楽しい。アクセルワークのメリハリと車線を決してはみ出さない事といざ時のドラレコ装備は必須だなと思います。
さて東京を離れる前にもう一軒ラーメンを食べておきたい。
いっそ横浜まで行って家系直系店にと思いましたが未訪の末廣家、厚木家とも本日日曜はあいにく休業。では都内で抜群に濃厚な家系に行ってみよう。
以前”東京家系ラーメン界最濃”と謳われた方南町「桂家」(店名クリックで過去記事へ)が店主急逝により17年10月に閉店してから現在都内最濃と呼ばれている店は何処だろう? 諸々ぐぐって今回は中野にある「横浜家系らーめん 二代目武道家」に行ってみます。ちょっと遠いけど夜ならそんなに時間はかからない筈。
って事で店舗は中野駅の南口すぐに有りました。有名な中野ブロードウェイとは駅の反対側になります。
店内はカウンター席のみで既に満員状態。券売機で券を購入しているうちに一人分空いてそのまま誘導されて着席です。
こちらのお店は「ご飯」50円を頼むとご飯と青かっぱ(きゅーちゃん)が食べ放題になるという素敵なシステム有り。うーん連食じゃなければ絶対ライス頼んでたのに…。
さて早速のスープですが豚骨ガラベースは成程聞きしに勝る濃厚さがあり軽いトロミを伴うもので赤褐色な色合いが異様な雰囲気を漂わせています。
骨粉の沈殿が見られますが飲み口にざらつきは少なく深いコクを与えており香味野菜の深みもあってベジポタも少し入っていると思いますが何よりもひたすら豚骨が濃ゆくて、鶏油含め油量も強く動物系に関しては直系よりも強めバランスですね。
醤油ダレは直系に近いものでパンチ有り。いわゆるマイルド家系のような甘さが無くて好印象。味濃いめオーダーだとかなりのしょっぱさが有って久しぶりに「横横家」並の醤油のフックを感じさせるレベルです。
麺は酒井製麺の平打ち太麺で柔らかめオーダーでもしなやかなコシを保っておりドロりと濃厚なスープにガッチリと絡みます。味変アイテムは少なめですが必要最小限。
動物系のトロミも相まって飲みやすさとは真逆のベクトルを感じさせる味わいがあり、大衆に迎合しないと言うかグイグイ飲み干せるスープではないですね。
さて「ラーメン@二代目武道家」ですが東京で頂ける最濃な一杯の呼び声は伊達では無かった。スープにトロミを付ける事は今時よくある手法ですが豚脂やベジポタでは無くひたすら豚ガラで濃厚さを出していこうという愚直なスープ作りにはストイックさを感じますし家系直系とはまた一味違った個性も有って魅力的な一杯に思います。
ライス50円でお代わりし放題ってのも素敵だなぁ。今度はお腹を空かせて来てみよう。
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