JR陸前落合駅近く旧48号沿いの「麺喰」に行ってきました。「麺を喰らう」と毛筆風に書かれた看板が妙に男っぽい感じなのですが、店内は意外とおしゃれな感じのお店です。実は数年前までココは「麺龍家」というフレンチ風・濃厚鶏ダシのラーメン屋さんが入ってまして、その跡地に「麺喰」が入った形なので、改装はしていても若干フレンチな(笑)名残があるような雰囲気ですね。ただ前の店の時よりは少し明るくなって、ラーメン屋さんらしくなったかな。
メニューは醤油、塩、味噌の3パターンがあり「肉のせ(チャーシュー)」が+241円、大盛が+105円です。今回は醤油系「中華そば」577円(写真上)をセレクト。程なく醤油の香ばしい香りを漂わせながら熱々で運ばれてきましたラーメンは透明感のある黄金色のスープ!表面に浮かぶ油加減も程良くて食欲をそそります。トッピングは刻みネギ、チャーシュー、味玉とメンマとベーシックながら必要十分な具材がのります。…ん?このメンマ長っ!?今回ちょっとアップ目に写真撮りましたが見えますでしょうか?メンマってこんなに長いものなんですねぇ。歯応えもよくいい感じです。
肝心のスープベースは豚骨と鶏ガラの合わせダシに、サブ的に魚介系のダシを合わせる事で醤油の香ばしさをサポートするスタンダードなもの。醤油はわりと風味が主張してくるタイプですが、ダシも負けずに強めに効いているのが良いですね。よって旨み成分がダイレクトに舌に伝わってくる印象です。見た目のあっさり感を裏切るダシ強め感と素材の良さで勝負しようという気合を感じました。
麺を喰らうの屋号にもなっている麺ですが、中太の平打ちぢれ麺で米沢や喜多方の麺を彷彿とさせます。スープともよく絡んでマッチングも良いですね。あと特筆すべきはチャーシュー!とろっとろ系ではないですが焼き豚系の食感の中に肉の旨みが存分に引き出されており美味でした。次回は「肉のせ」を頼みたいですね。オススメです。
連れは「塩菜」651円(写真下)を注文。こちらは具材にキャベツ、チンゲンサイ、青ネギの刻みがのっかり、長ーいメンマ、チャーシュー、味玉も健在です。スープは塩ラーメンに穏やかな野菜の甘みが溶け込んだタンメン系ですが、使用している小笠原天然塩の風味がかなり独特で「天然ニガリ」のまろやかな”甘み”がとても強くスープに出ています。もちろんダシがしっかりしているがゆえの風味なわけですが、自然の甘みを堪能できる個性的なスープで身体にも優しいですね。
背脂やラード等でごまかさないダシと素材の良さでの直球勝負の一杯。ごちそうさまでした。
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